若手選手たちのメンターとしても貢献するベテラン司令塔
キャリア12年を誇るベテランポイントガード、ラジョン・ロンドは、今夏ロサンゼルス・レイカーズへと移籍。司令塔として必要な知識と経験を備えたベテランが、新天地でキャリア13年目をスタートさせた。
#LakeShow season is right around the corner!! pic.twitter.com/Vxp8jGLLwm
— Los Angeles Lakers (@Lakers) September 18, 2018
レイカーズには2年目を迎える司令塔ロンゾ・ボールをはじめ、ジョシュ・ハートやカイル・クーズマ、ブランドン・イングラムなど、才能あふれるヤングコアが在籍している。ロンドにはボールの教育役をはじめ、タフなメンタリティーやディフェンスをレイカーズに持ち込むことが、フロントから期待されている。
9月19日(現地時間18日)、ロンドは『NBA.com』に対して、新チームにおける現状を語っていたので紹介したい。
「若い選手たちを見ていたら、フィルムを見ながら僕へいくつか質問してきたんだ。リフレッシュになるし、なんだか謙虚にさせてくれるね。彼らはゲームにおけるメンタルの部分や、ディフェンス時のコミュニケーションなどについて聞いてくるんだ。ありがたいことさ。同時に(自分の役割について)責任も感じてるけど、これこそがこのチームで自分がもたらすことができることだと思ってる」。
ロンドはこれまで、4度のオールスター選出をはじめ、オールNBAサードチーム1度、オールディフェンシブチーム4度(うち2度はファーストチーム)、3度のアシスト王に輝くなど、リーグ有数の司令塔として活躍してきた。
キャリア2年目にはポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)やケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)、レイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか)らと共にセルティックスで優勝した経験も持っている。
ボールやレブロン・ジェームズも司令塔役をこなせるものの、正統派ポイントガードとして、ロンドが若手選手たちに与えられることは数多くあるに違いない。
今季はボールをはじめとする若手選手を成長させるべく、ロンドのプレータイムが減少する可能性もあるが、メンター(助言者)としてレイカーズの躍進を手助けできるのではないだろうか。