今年3月末に手術した股関節のリハビリのため、具体的な復帰時期は不明
今夏、デンバー・ナゲッツと1年契約を結んだアイザイア・トーマス。新天地でベンチから得点力とリーダーシップをもたらす役割を与えられた小兵だが、来週から始まるトレーニングキャンプに間に合わないかもしれないことがわかった。
現地時間9月19日、ナゲッツのバスケットボール運営部門代表を務めるティム・コネリーが『Altitude TV』に出演。そこでトーマスは今年3月29日(現地時間28日)に手術した股関節のリハビリが続いているため、トレーニングキャンプに参加できるかどうかは疑問だと語った。
そのため、現時点ではトーマスがトレーニングキャンプに途中参加できるのか、プレシーズンゲームに出場可能なのか、そして今季の開幕戦に出場できるかは不透明だという。
一昨季にリーグ3位となる平均28.9得点をマークし、2年連続でオールスターに選出された175センチの小兵トーマスは、一昨季終盤から股関節の負傷に苦しんできた。一昨季のようなパフォーマンスを取り戻すべく、今季に臨もうとしていただけに、残念というほかない。
トーマスはナゲッツ入りしたことで、サクラメント・キングスでプレーしていた時の指揮官マイク・マローンHCの下で再びプレーできることを喜んでいた。今年7月にナゲッツと契約を結んだ際、トーマスは『Nuggets.com』へこう語っていた。
「マローンHCとは、本当に親密な関係なんだ。彼の存在が契約を結ぶ大きなカギになった。このチームなら、僕の持つ強みを存分に発揮できると思ったんだ。ナゲッツは速いテンポのオフェンスでコートを広く使う。それにリーグでもベストなビッグマンの1人(ニコラ・ヨキッチ)が、チームメートたちへプレーメイクすることもできる。だから僕は、このチームに完璧にフィットすると思ってる。ここに来ることができて、とてもエキサイトしているんだ」。
レギュラーシーズン開幕までは約1か月あるため、トーマスの開幕戦出場が絶望的になったわけではない。それに、トレーニングキャンプ途中からチームに合流できる可能性も残されている。
ただし、シーズン序盤に無理をして故障を再発してしまうかもしれないだけに、トーマスには時間をかけて入念にリハビリをし、万全なコンディションでコートに立ってほしいものである。