今季の所属先が未定のリチャード・ジェファーソン、NBAアナリストへ転身か?

昨季のプレーオフで、ジェファーソンはキャブスの放送局の一員として取材をしていた[写真]=Getty Images

開幕前に契約できなければ、NBAアナリストとしてネッツの試合を担当か

 9月19日(現地時間18日)の時点で、キャリア17年を誇る38歳の大ベテラン、リチャード・ジェファーソンが今季プレーするチームは決まっていない。

 昨季はデンバー・ナゲッツで20試合に出場し、平均8.2分1.5得点と、キャリアワーストの個人成績に終わったジェファーソンだが、現役を引退するとは明かしておらず、今季もプレーする意向を示している。

 しかし、今季開幕前の時点でNBAチームと契約できなかった場合、新たな道へと進むことが予想されている。

 9月18日(現地時間17日)に現地メディア『Nets Daily.com』へ掲載された記事によると、その場合ジェファーソンは『YES Network』でNBAアナリストを務めることが濃厚だという。

 『YES Network』は今季のブルックリン・ネッツの試合をカバーすることとなっており、ジェファーソンはコートサイドからNBAを見ることとなる。ジェファーソンはキャリア最初の7シーズンをネッツ(当時の本拠地はニュージャージー)で過ごしており、02、03年のNBAファイナルでは主力としてプレーしてきた。そう考えると、NBAチームの中で、ネッツは最もジェファーソンと深い関わりがあると言っていいのかもしれない。

ネッツ時代、ジェファーソン(右)は今年殿堂入りしたジェイソン・キッド(左)らと共に2年連続でファイナル進出を果たした[写真]=Getty Images

 また、『Nets Daily.com』に掲載された記事では、ジェファーソンには『ESPN』、さらにはロサンゼルス・クリッパーズがスタジオ・アナリストとして興味を示していると記載されていた。

 ちなみに、ジェファーソンは昨季のプレーオフで、クリーブランド・キャバリアーズの放送局の一員として試合後にレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やJR・スミスらにインタビューしていた。キャブスには一昨季までの2シーズン在籍しており、2016年には自身初となる優勝も経験。また、当時のチームメートであるチャニング・フライ(キャバリアーズ)と共に、『Road Trippin’』というポッドキャストでホスト役を務めている。

 あと1年、現役としてプレーすることを表明しているジェファーソンだが、日に日にその可能性は少なくなっている。今季開幕前に、主力でケガ人が出たチームからジェファーソンにオファーが届くかもしれないが、現時点ではそういった情報は流れていない。

 となると、ジェファーソンが今季からNBAアナリストへ転身する可能性は十分ありそうだ。

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