約9分というプレータイムで2本のブロックをたたき出した渡邊
10月13日(現地時間12日)、メンフィス・グリズリーズはホームのフェデックス・フォーラムでヒューストン・ロケッツとのプレシーズンゲームを行った。
グリズリーズのスターターはマイク・コンリー、チャンドラー・パーソンズ、カイル・アンダーソン、ジャレン・ジャクソンJr.にマルク・ガソル。ロケッツはクリス・ポール、ジェームズ・ハーデン、ジェームズ・エニス三世、PJ・タッカー、クリント・カペラと、両チーム共にレギュラーシーズンに限りなく近い布陣でこの試合に臨んだ。
試合は第1クォーター中盤までは五分五分の展開となるも、ロケッツの長距離砲が火を噴き、2ケタリードを手にする。グリズリーズもコンリーやパーソンズ、ジャクソンJr.が反撃するも、ロケッツとの点差を1ケタに戻すことができずに試合は進む。
2ケタビハインドの展開が続く中、第4クォーター残り約8分30秒で渡邊雄太がコートイン。ロケッツ相手にショットを着実にコンテスト(相手の前で手を伸ばすこと)したり、スティールするなどディフェンス面で存在感を示す。スイッチでポールとマッチアップしたシーンでは、手を動かしてリーグトップレベルのポイントガードを相手に奮闘したものの、巧みなフェイクに引っかかってしまい、フリースローを与えることとなった。
プレシーズン最終戦となったこの試合、渡邊は残り約1分に相手チームのファストブレイクをブロックで封殺。終盤には3ポイントラインからドライブして左フックを鮮やかに決め、2得点2リバウンド1スティール2ブロックをマーク。
Yuta Watanabe sends away the layup attempt! #NBAPreseason pic.twitter.com/mCvi6ACn9g
— NBA (@NBA) October 13, 2018
試合はロケッツが121-103でグリズリーズを下した。ロケッツではハーデンが23得点6リバウンド6アシスト、ポールが14得点11アシスト3スティールを挙げるなど、計8選手が2ケタ得点。47本放った3ポイントを20本決める(成功率42.6パーセント)パフォーマンスで、プレシーズンを3勝1敗で終えた。
一方のグリズリーズは、ジャクソンJr.が18得点、コンリーが15得点6アシスト、ウェイン・セルデンが15得点、パーソンズが12得点をマーク。プレシーズンを2勝2敗で終えたグリズリーズのレギュラーシーズン開幕戦は、18日(同17日)のインディアナ・ペイサーズ戦となる。