ブレイク・グリフィンがキャリアハイの50得点! ピストンズが延長でシクサーズを下す

キャリアハイの50得点を挙げてピストンズを開幕3連勝へと導いたグリフィン[写真]=Getty Images

グリフィンは第4Q終盤に値千金の同点弾、延長で決勝弾を決め切る大活躍!

 10月24日(現地時間23日)、デトロイト・ピストンズがホームのリトル・シーザーズ・アリーナでフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対決した。

 序盤から点の取り合いとなる中、ピストンズのブレイク・グリフィンが得点を量産。前半だけで28得点を奪う大活躍。対するシクサーズもジョエル・エンビードを中心に対抗し、前半は64-61とシクサーズが3点をリード。

 後半に入っても、シクサーズはエンビードを中心に加点。グリフィンが驚異的なスコアリングマシンとなって襲い掛かるも、第3クォーターを終えて94-87と、シクサーズのリードは7点に広がっていった。

シクサーズの大黒柱エンビードは33得点を挙げるも、勝利にはあと一歩届かず[写真]=Getty Images

 すると第4クォーターにピストンズが猛追。イシュ・スミスやレジー・ジャクソンらが得点し、徐々にシクサーズとの点差を縮めていく。そしてこの日大当たりを見せたグリフィンも3ポインターをねじ込むなど得点を伸ばし、残り34.6秒に同点弾を決めて延長戦へ突入。

 ホームのピストンズは延長でグリフィンとスミスの3ポインターで6点をリードすると、シクサーズはJJ・レディックを中心に追い上げ、残り2分3秒で128-128のタイスコアに。

 そこから両チームともショットを落とす中、残り20.5秒にジャクソンがフリースロー2本を決めてピストンズが2点をリード。しかし、シクサーズはダリオ・シャリッチのアシストからレディックが値千金の3ポインターをヒット。ジャクソンのファウルも誘って4ポイントプレーを完遂し、残り5.6秒でシクサーズが132-130と逆転に成功。

延長終盤、ドライブから3ポイントプレーを決めたグリフィン[写真]=Getty Images

 だがこの日の主役、グリフィンが黙っていなかった。残り1.8秒にドライブから3ポイントプレーを決め切り、133-132で劇的勝利。ピストンズは開幕3連勝を飾った。

 勝利したピストンズでは、5本の3ポイントを決めたグリフィンがキャリアハイの50得点に14リバウンド6アシスト。ジャクソンが23得点、スミスが21得点、レジー・ブロックが17得点、アンドレ・ドラモンドが14得点16リバウンド3スティールと続いた。

 『NBA.com/Stats』によれば、‏ピストンズの選手が1試合で40得点10リバウンド以上を挙げたのは、アイザイア・トーマス(元ピストンズ)以来初。トーマスは1983年2月9日(同8日)に行われたサンアントニオ・スパーズ戦で、46得点10リバウンド11アシストのトリプルダブルを達成。この日グリフィンは約35年ぶりに大台を突破したことになる。

 一方のシクサーズでは、エンビードが33得点11リバウンド7アシスト3ブロック、レディックが6本の3ポイント成功を含む30得点6リバウンド6アシスト、ロバート・コビントンが16得点8リバウンド、シャリッチが14得点8リバウンド5アシスト、マーケル・フルツが13得点6リバウンドを記録。なお、ベン・シモンズは背中の痛みにより、この試合を欠場している。

83年に46得点10リバウンドを挙げたトーマスは、ピストンズを2連覇に導いた立て役者の1人[写真]=Getty Images

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