2018.09.23
2017-18レギュラーシーズンを終え、プレーオフのファーストラウンドも佳境を迎えた4月27日(現地時間26日)、気になるランキングを見つけたので紹介したい。
現地インターネットサイト『HoopsHype』によるランキングなのだが、21世紀にデビューしたルーキーの上位15人を発表していた。今季のルーキーは、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)やドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)を筆頭に、近年では最も豊作と呼べる年だった。そのため、今年のルーキーもランクインしているのか気になるところ。
それでは、15位から順に見てみよう。
■No.15
ブランドン・ロイ(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)
2006年ドラフト1巡目6位指名
ミネソタ・ティンバーウルブズにドラフト指名された後、7位指名のランディ・フォイ(現未所属)とのトレードでブレイザーズへ。57試合(うち先発は55試合)に出場し、平均16.8得点4.4リバウンド4.0アシストをマーク。フィールドゴール成功率45.6パーセント、3ポイントシュート成功率37.7パーセント、フリースロー成功率83.8パーセントという高確率を残し、ラマーカス・オルドリッジ(現サンアントニオ・スパーズ)に次ぐ得点源として活躍。06-07シーズンの新人王に輝いた。
■No.14
ヤオ・ミン(元ヒューストン・ロケッツ)
2002年ドラフト1巡目1位指名
中国出身、229センチという驚異的な高さに加え、高いシュート力で鮮烈デビューを飾ったビッグマン。82試合にフル出場(うち72試合で先発)し、平均13.5得点8.2リバウンド1.8ブロックを記録。フィールドゴール成功率は49.8パーセント、フリースロー成功率は81.1パーセントという高水準の数字を残し、20得点以上を16試合で奪ってみせた。非凡なパスセンスも兼備し、会場を沸かせた。
■No.13
デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
2012年ドラフト1巡目6位指名
ウェバー州大という無名大学で4年間プレーし、満を持してNBA入り。82試合すべてに先発ポイントガードとして出場し、平均19.0得点3.1リバウンド6.5アシストの大活躍。1試合平均で2.3本の3ポイントシュートを決め、ルーキーとして当時歴代最多となるシーズン185本成功という記録を樹立。新人王の投票では満票を得て、文句なしで選出された。
■No.12
アマレ・スタッダマイヤー(元フェニックス・サンズほか)
2002年1巡目9位指名
開幕11試合目からスターターに抜てきされた高卒ルーキー。208センチ111キロという立派な体格を持ち、すぐさまNBAに溶け込んでみせた。持ち前の爆発的なパワーと身体能力の高さを駆使してリング下で得点を奪取。シーズン平均は13.5得点8.8リバウンドながら、スターター昇格後は平均14.4得点9.9リバウンドを残し、新人王を獲得。03年に王者となったスパーズとのプレーオフでも、平均14.2得点7.8リバウンド1.7スティール1.5ブロックを残し、堂々と渡り合った。
■No.11
ケビン・デュラント(現ゴールデンステート・ウォリアーズ)
2007年ドラフト1巡目2位指名
ドラフト・コンバイン(身体測定)でベンチプレスを持ち上げることができなかった細身のスコアラー。シアトル・スーパーソニックスで1年目ながら実質エースを任されたデュラントは、平均20.3得点4.4リバウンド2.4アシストをマーク。当時は3ポイントシュート成功率わずか28.8パーセントだったが、戦力不足のチームで奮闘。20勝をもたらし、新人王にも選ばれた。
■No.10
デリック・ローズ(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)
2008年1巡目1位指名
地元シカゴを本拠地に置くブルズに入団したスピードスター。切れ味鋭いクロスオーバーと電光石火のクイックネスで相手ディフェンス陣を強行突破し、得点とアシストを量産した。81試合(うち先発は80試合)に出場し、平均16.8得点3.9リバウンド6.3アシストの好成績を残し、新人王に選出。ボストン・セルティックスとのプレーオフ初戦では、ルーキーが初戦で挙げた得点としては史上最多タイとなる36得点に加え11アシストも残し、シリーズ初戦勝利の立て役者となった。
■No.9
ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)
2017年ドラフト1巡目13位指名
デンバー・ナゲッツに指名された後にトレードでジャズへ。オールスター選手のゴードン・ヘイワード(現セルティックス)が退団した穴を見事に埋め、プレーオフ進出に大きく貢献。平均20.5得点3.7リバウンド3.7アシストをマークし、48勝したチームでエースを務めている。オクラホマシティ・サンダーとのプレーオフでも、5試合を終えた時点で平均26.6得点7.8リバウンド2.8アシスト1.6スティールを奪い、ジャズに不可欠な選手として存在感を見せている。
■No.8
カーメロ・アンソニー(現オクラホマシティ・サンダー)
2003年ドラフト1巡目3位指名
シラキュース大で1年生ながらエースを務め、NCAAトーナメントで優勝した点取り屋。デンバー・ナゲッツに入団すると、先発スモールフォワードとして82試合すべてに出場し、チームトップとなる平均21.0得点に加え、6.1リバウンド2.8アシストを記録。直前のシーズンでわずか17勝だったチームを43勝へと引き上げ、プレーオフ出場にも大きく貢献。
■No.7
タイリーク・エバンス(現メンフィス・グリズリーズ)
2009年ドラフト1巡目4位指名
サクラメント・キングスに入団し、チームトップとなる平均20.1得点を記録したほか、5.3リバウンド5.8アシスト1.5スティールというオールラウンドな成績をマーク。当時NBA史上4人目となる平均20得点5リバウンド5アシストという見事な数字を残し、新人王にも輝いた。
■No.6
パウ・ガソル(現サンアントニオ・スパーズ)
2001年ドラフト1巡目3位指名
本拠地をバンクーバーからメンフィスに移転したグリズリーズ。その初年度となった01-02シーズンにデビューしたガソルは、平均17.6得点8.9リバウンド2.7アシスト2.1ブロックと見事な成績を残し、新人王を獲得した。当時21歳ながら、スペイン出身のガソルは豊富なスキルを駆使して堂々たるパフォーマンスを見せた。
■No.5
カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
2015年ドラフト1巡目1位指名
7フッター(213センチ以上)ながら柔らかいシュートタッチと持ち前のリバウンド力を発揮。82試合すべてに先発センターとして出場し、平均18.3得点10.5リバウンド2.0アシスト1.7ブロックを残し、新人王を獲得。フィールドゴール成功率54.2パーセント、フリースロー成功率81.1パーセントという高確率で効率良く得点を重ねた。また、得点とリバウンドのダブルダブルの回数でもリーグ3位(51回)と、安定感も抜群だった。
■No.4
レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
2003年ドラフト1巡目1位指名
高校時代から全米で注目を集めてきた“神童”。デビュー戦でいきなり25得点6リバウンド9アシスト4スティールと申し分ないパフォーマンスを披露し、新人王に輝いた。シーズン平均でも20.9得点5.5リバウンド5.9アシスト1.6スティールとオールラウンドな成績を残した。直前のシーズンで17勝しか挙げられなかったキャブスを35勝へと導く殊勲者となったのは言うまでもない。
■No.3
クリス・ポール(現ヒューストン・ロケッツ)
2005年ドラフト1巡目4位指名
ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)に入団したポールは、出場した78試合すべてで先発ポイントカードとしてプレー。平均16.1得点5.1リバウンド7.8アシスト2.2スティールを挙げ、直前のシーズンから20勝の上積みとなる38勝をもたらした功績を評価され、新人王に選ばれた。1973-74シーズン以降、ルーキーで平均16.0得点7.0アシスト2.0スティールを挙げた選手は、ポールを含めて4人しかいない。
■No.2
ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)
2016年ドラフト1巡目1位指名
昨季をケガで棒に振ったため、今季がルーキーシーズンとなったシモンズ。208センチの長身ながら滑らかかつパワフルで、成熟したスキルを持つポイントカード。平均15.8得点8.1リバウンド8.2アシスト1.7スティールという数字を残し、3ポイントシュートをレパートリーに持たないものの、54.5パーセントという高いフィールドゴール成功率を誇る。NBA史上、平均15.0得点8.0リバウンド8.0アシスト以上を残した選手は、わずか5人しかいないハイレベルなスタッツだった。
■No.1
ブレイク・グリフィン(現デトロイト・ピストンズ)
2009年ドラフト1巡目1位指名
ロサンゼルス・クリッパーズにドラフトされた最初のシーズンを膝の負傷により全休したグリフィンは、翌シーズンに満を持してNBAデビュー。屈強な肉体から繰り出す圧倒的なパワーと、爆発的な身体能力でNBAを震撼させた。特にこの男が繰り出すダンクの数々は幾度もハイライトシーンを彩り、世界中から大きな注目を集めた。03年のヤオ以来となるオールスター選出となったグリフィンは、平均22.5得点12.1リバウンド3.8アシストという驚異的な成績を残し、満票で新人王に選ばれた。
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