2018.11.10
キャリア3シーズン目となった昨季、ミネソタ・ティンバーウルブズのセンター、カール・アンソニー・タウンズは自身初のオールスターにオールNBAサードチーム選出と、リーグ有数のセンターへとさらなる成長を遂げた。
全82試合に先発出場したタウンズは、平均35.6分21.3得点12.3リバウンド2.4アシスト1.4ブロックを記録。フィールドゴール成功率54.5パーセント、3ポイントシュート成功率は42.1パーセント、フリースロー成功率でも85.8パーセントと高確率を残している。
2015年ドラフト全体1位指名でNBA入りしたタウンズは、213センチ110キロの体格を持ち、ポストプレーから3ポイントシュートまで決め切る多彩なオフェンス力が最大の魅力。新人王に選ばれたルーキーシーズンを含め、これまで毎年82試合にフル出場している点も見逃せない。
そのタウンズは、今季終了後(19年夏)に制限付きフリーエージェント(FA)となる。まだ22歳と若く、今後も成長が期待できるタウンズに対して、ウルブズは今年10月末までに延長契約を結んでおきたい、というのが正直な思いだろう。
ウルブズは昨秋、2015年の新人王アンドリュー・ウィギンズと5年約1億5,000万ドルで延長契約を締結。キャリア3年の時点で比較すると、タウンズはウィギンズを上回る実績を残しているため、ウィギンズ以上の金額で延長契約を結ぶことが予想される。
そんな中、ウルブズの指揮官トム・シボドーがタウンズとの契約延長についてコメントを残していたので紹介したい。
8月28日(現地時間27日)、ティボドーHCは現地メディア『The Star Tribune』へ、「(タウンズの延長契約については)とても楽観的に考えている」と語っていた。
同メディアによると、ウルブズは今年10月末までに、タウンズと総額1億8,700万ドル前後の高額で延長契約を結ぶ予定だという。そしてシボドーHCはこう続けている。
「我々はこの組織の将来において、カールがどれだけ重要なのかを理解しています」。
一部では、タウンズがチーム内における役割やチームメートとの関係に問題を抱えているという報道もあったが、昨季に続いてプレーオフに進出するためにはこの男の貢献は不可欠。延長契約を結ぶうえで、タウンズ側とどう折り合いをつけるのかが気になるところだ。
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