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自力で切り開いた佐藤久遠がベスト5に選出…『THE ONE TOKYO』から始まった挑戦の舞台

BLACK SAMURAI SUMMIT 2026でベスト5に選ばれた佐藤久遠 [写真]=BLACK SAMURAI 2026
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 八村塁が主宰する育成年代プロジェクト「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」が8月8日、愛知県名古屋市のIGアリーナで最終日を迎え、参加選手による試合が開催された。ジョーダンブランドが開催する1on1大会「THE ONE TOKYO」での優勝を皮切りに、神戸でのキャンプを制して自力で名古屋行きの切符をもぎ取った佐藤久遠東山高校)は、Team Blackの一員として出場。チームの勝利に貢献し、大会のベスト5に選出された。

 佐藤久遠は、5日と6日に神戸で行われた「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」の1on1も制し、このサミットへの参加権を手にした。並み居る強豪選手のなかで貪欲にステップアップを重ねてきた新星は、最終日の試合で兄である佐藤凪(セント・トーマスモア・スクール)とのバチバチのマッチアップも経験した。

 試合終了後、メディア向けの囲み取材に応じた佐藤久遠は、憧れのプロジェクトに参加が決まったときの心境を「楽しみという気持ちでした」と振り返った。また、兄弟対決については、「やっぱり兄はすごいなと思いました」と、対戦を楽しみながらもその実力を素直に認めた。

 大会ベスト5という輝かしい評価を手にしたものの、本人の口から出たのは「悔しい」という強い感情だった。自身への評価を100点満点中「50点ぐらいかな」と厳しく位置づけ、「もっとできたと思いますし、もっともっと努力が必要だなとも思いました。ベスト5は取れたんですけど、そこはうれしく思いますけど、悔しかったな、という感情があります」と唇を噛んだ。

 具体的に足りなかった部分について、「もっと周りを見て、もっと簡単な点の取り方であったり、簡単なパスを出す場所とか、もっとあったんじゃないかと思って。やっぱり、苦しまぎれのシュートとかが結構あった」と冷静に分析。そのうえで、「練習もそうですし、バスケを学ぶこともそうですし、どちらも必要だなと思いました」と今後に向けた決意を口にした。

気持ちを爆発させる場面も [写真]=BLACK SAMURAI 2026

 一方で、確かな手応えも得ている。「1on1なら誰にも負けたくないと思ってますし、自分自身も自信とプライドを持っている。1on1は本当に通用したし、負けないんじゃないか、という風に思います」と力強く語り、自身の武器が世界基準の環境でも十分に発揮できることを証明した。神戸と名古屋を駆け抜けた3日間で得たものとして、「本当に質の部分。一つ一つのプレー、動き、シュートの集中力、質、というところは、神戸から学び続けたことなんじゃないかなと思います」と、プレーの細部におけるこだわりを挙げた。

 佐藤久遠にとって、プロジェクトの主宰者である八村塁は「憧れであり、自分がその背中を見て追っていくべき選手のひとり」だ。八村から直接「Be a tiger(虎になれ)」という熱いメッセージを受け取った若き才能は、すでにその先の大きな夢を見据えている。

 目標とするプレーヤーには、ニューヨーク・ニックスを53年ぶりの優勝に導いたジェイレン・ブランソンの名前を挙げた。「チームを優勝させたのも彼ですし、そういう選手になりたい」と語り、ブランソンの「絶対に自分がやるという気持ち、勝たせるマインド、思考、プレーをすべて吸収していきたい」と熱く語る。闘志を本能のままに表現する野生児が、技術とマインドの両面でさらなる質を追求したとき、日本を背負って世界を倒すという夢が現実へと近づいていくはずだ。

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