2018.12.11
2015年ドラフト1巡目1位でミネソタ・ティンバーウルブズに指名されたカール・アンソニー・タウンズは、昨季キャリア3シーズン目でオールスターに初選出。オールNBAサードチームにも選ばれたことで、リーグ有数のセンターという評価を確立した。
タウンズがルーキーとして迎えた15-16シーズン。ウルブズにはKGことケビン・ガーネット(元ウルブズほか)という大先輩が在籍していた。ガーネットは全盛時、211センチの高さと長さに加えてガード並みの身体能力を駆使し、NBAに新たな選手像を創り出した張本人であり、99-00から04-05シーズンまで6シーズン連続で平均20得点10リバウンド5アシスト以上をクリアした実績を持つ。
また、常にコンディションを万全にキープし、あふれんばかりの情熱を前面に出してコート上で絶大な影響力を誇ったガーネットは、ベテランになるにつれて若手選手のメンター(助言者)役を引き受け、成長を促していた。
当時ルーキーだったタウンズも、ガーネットをメンターとして募っており、16年9月下旬に現役を引退した時も、ガーネットへの感謝を惜しまなかった。キャリア21シーズンのうち、ウルブズで約14シーズンをプレーしたガーネットは、数多くの部門でウルブズのフランチャイズ記録を保持するレジェンド。タウンズは1シーズンしか共にプレーできなかったものの、今でもガーネットを尊敬しているという。
9月23日(現地時間22日)、『NBA TV』などで活躍するブランドン“スクープB”ロビンソンの“Scoop B Radio”にタウンズが出演し、ガーネットについてこう語っていた。
「(ガーネットに対しては)すごく感謝している。僕にはすばらしいメンターたち、すばらしい家族がいて、家族と呼べる人たちもいる。彼(ガーネット)はその1人で、NBA史上最高の選手の1人であり、文句なしに殿堂入りすべき人なんだ。僕は(ウルブズで)彼が残してきた功績を追いかけたいと思ってる」。
ウルブズの大黒柱としてプレーしてきたガーネットは、03-04シーズンにウルブズをウエスタン・カンファレンストップとなる58勝24敗へと導き、シーズンMVPに輝くなど見事なパフォーマンスを披露。
優勝へと導くことこそできなかったものの、03年にはオールスターMVPを獲得したほか、オールNBAチームとオールディフェンシブチームの常連になるなど、リーグ屈指の選手として攻防両面でウルブズをけん引してきた。
9月23日(同22日)にウルブズと5年1億9,000万ドル(約212億8,000万円)という巨額な延長契約で合意したタウンズには、ガーネットのようにウルブズをウエスト上位へと導いてほしいものである。
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