2018.04.16
今年のNBAオールスターゲームに出場した24選手のうち、30歳以上は5人のみと、20代の選手が大勢を占めた。
その5人とは、TEAMレブロンのキャプテンを務めたレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ/33歳)、ラマーカス・オルドリッジ(サンアントニオ・スパーズ/32歳)、ゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート/31歳)、カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ/31歳)、アル・ホーフォード(ボストン・セルティックス/31歳)。いずれも所属チームでリーダー格を務める選手たちである。
ただ現代では、20代の選手がNBAをけん引している傾向にあると言えるだろう。
とはいえ、オールスターに選出されなかった30代の選手でも、オールスター級の成績を残し、リーグ有数の実力者に値する選手はまだまだいる。
ここでは、『NBA.com』のスコット・ライト記者が選出した、32歳以上の選手で構成されたパワーランキングTOP10を紹介したい。1位はオールスター本戦でMVPを獲得したレブロンなのだが、2位以下を見てみると今季あまり目立っていない、または所属チームの不振などにより、今季ここまで注目されていなかった選手の名が挙がった。
※個人成績は3月5日(現地時間4日)終了時点
■1位:レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ/33歳)
2月を平均トリプルダブル(27.0得点10.5リバウンド10.5アシスト)で終えたレブロンは、今季だけで13度のトリプルダブルをマーク。今季は自己ベストとなる平均9.1アシストをマークしており、平均8.4リバウンドもキャリア2番目の好成績と、33歳となった今でも衰える気配はまったくない。
■2位:ラマーカス・オルドリッジ(サンアントニオ・スパーズ/32歳)
カワイ・レナードが欠場を続ける今季のスパーズにおいて、オルドリッジはベストプレーヤーとして大活躍を見せている。右足首のねんざにより、ここ2試合を欠場しているが、長期欠場することはないという。ポストプレーとミドルレンジシュートを軸に平均22得点以上を記録するリーグ有数のビッグマンである。
■3位:クリス・ポール(ヒューストン・ロケッツ/32歳)
ここ4試合、ポールはシューティングスランプに陥っている。フィールドゴール成功率は38.0パーセント、3ポイントシュート成功率は19.0パーセントに過ぎない。しかし、たとえショットが不調でも、ソリッドなディフェンス力とゲームメイカーとしての能力は健在。ポールが勝利に貢献していることは、30分前後のプレータイムを見ても明らかだ。
■4位:ドワイト・ハワード(シャーロット・ホーネッツ/32歳)
今のハワードに、かつてのような平均20得点10リバウンド以上を挙げる支配力はない。それでも、今季残している平均15.7得点は過去3シーズンで最も高く、平均12.3リバウンドはここ5シーズンで2番目に高い。2月23日(同22日)のブルックリン・ネッツ戦では、今季リーグ3位タイとなる24リバウンドと、インサイドにおける存在感は健在。
■5位:マルク・ガソル(メンフィス・グリズリーズ/32歳)
18勝44敗というチーム成績、キャリアワーストのフィールドゴール成功率41.3パーセントは、今季のガソルにとってネガティブな要素である。ただし、戦力不足のチームの主軸として、平均17.8得点8.5リバウンド4.0アシスト1.5ブロックをマークするガソルは、いまだにリーグ屈指のセンターとして評価されるべき。
■6位:JJ・レディック(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/33歳)
ジョエル・エンビードやベン・シモンズといった若手スターがそろうシクサーズに今季から加入。平均16.7得点は自己ベストで、平均3.2アシストもキャリア2番の好成績、自慢の3ポイントシュートでも成功率40.5パーセントと、チームの期待に十分応えている。特に1試合平均2.7本も決めている長距離砲は、この男の価値を十二分に表している。
■7位:ザック・ランドルフ(サクラメント・キングス/36歳)
36歳となったベテランフォワードは、随所に実力を見せている。その象徴となったのが12月9日(同8日)のニューオリンズ・ペリカンズ戦。アンソニー・デイビスとデマーカス・カズンズというツインタワーを相手に、5本の3ポイントシュートを含む35得点13リバウンドの大暴れを見せ、自慢の得点力とリバウンド力を発揮。この試合を含めて、20得点10リバウンド以上を5試合で記録している。
■8位:カーメロ・アンソニー(オクラホマシティ・サンダー/33歳)
今季のカーメロは、自身初となる平均20得点未満を記録することが濃厚だ。ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージに次ぐ3番手としてプレーし、フィールドゴール成功率は自己最低の40.8パーセントと低迷しているからだ。それでも、新たな環境に身を置き、キャッチ&シュートを中心に平均16.9得点を稼ぐシュート力は評価してもいいだろう。
■9位:JJ・バレア(ダラス・マーベリックス/33歳)
キャリア12年目の今季、バレアは自己最高となる平均11.5得点6.2アシストをマークしている。チーム成績こそウエスト下位ながら、平均23.4分というプレータイムの中、最大限の働きをしていると言っても過言ではない。
■10位:ドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート/36歳)
2月28日(同27日)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では残り約5秒で決めた決勝弾を含む27得点、3月2日(同1日)のロサンゼルス・レイカーズ戦では25得点を挙げるなど、ウェイドは徐々にエンジンがかかってきた。ここ4試合で3勝しているヒートにとって、ベンチスタートしているウェイドの活躍はその要因の1つとなっている。
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