2018.03.20
先月、NBA史上初となる通算3万得点、8,000リバウンド、8,000アシストを達成したレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)。
3月1日(現地時間2月28日)終了時点で、通算得点は歴代7位(3万387得点)、通算アシストでは歴代11位(8,000本)にランクイン。さらに、フィールドゴール試投数(9位)と成功数(7位)、フリースロー試投数(8位)と成功数(10位)でも歴代トップ10に名を連ねている。
そんな中、『NBA History』によると、レブロンは新たな金字塔を残そうとしている。レギュラーシーズンにおける連続2ケタ得点試合数だ。最低10得点以上をどれだけ連続して挙げることができるか、というこの記録なのだが、レブロンは2月28日(同27日)のブルックリン・ネッツ戦を終えて851試合連続(歴代2位)で達成となった。
そして、歴代トップの記録を残しているのはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)。ジョーダンは866試合連続で2ケタ得点をマークしてきたのである。
だが両者における試合数の差はわずか15試合まで縮まってきた。キャブスは今後、22試合が組まれているため、レブロンが長期欠場せず、かつ毎試合2ケタ得点を挙げることができれば、ジョーダンが残した金字塔を上回ることとなる。
「ジョーダンの亡霊を追っている」と口にしてきたレブロンにとって、ジョーダンが残した記録を超えることは、大きな価値があると言っていいだろう。レブロンは2007年1月7日(同6日)のニュージャージー・ネッツ戦以降、2ケタ得点を逃したことはない。今季中にジョーダン超えとなれば、レブロンに新たな勲章が加わることとなるに違いない。
ちなみにジョーダンは、1986年3月26日(同25日)のニューヨーク・ニックス戦から2001年12月27日(同26日)のシャーロット・ホーネッツ戦にかけて、連続2ケタ試合をマークしてきた。
といっても、ジョーダンの場合は1992-93シーズンをもって1度目の現役引退、94-95シーズン途中に復帰し、97-98シーズン終了後に2度目の現役引退。すると今度はワシントン・ウィザーズの一員として00-01シーズンからコートに戻ってきた。当時ジョーダンは38歳。01年12月28日(同27日)のインディアナ・ペイサーズ戦で6得点に終わったため、記録が866で途切れた。そのため、複数の現地メディアから「ジョーダンは衰えた」「ジョーダンはかつてのジョーダンではない」といった悪評が紙面を飾ったのである。
そこで負けず嫌いなジョーダンは、1ケタ得点に終わった屈辱をモチベーションへと変えた。12月30日(同29日)のホーネッツ戦で51得点、1月1日(同12月31日)のニュージャージー・ネッツ戦では45得点と大爆発。自身の得点力と支配力、パフォーマンスが健在であることを世界中に示してみせた。
歴代最強選手と呼ばれるジョーダンが残したこの記録を今季中にレブロンが突破することは、通算3万得点に匹敵、またはそれ以上に価値があることだと言えるだろう。
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