2018.03.01

【NBA】絶好調ロケッツをけん引するハーデンが「今年は俺たちの年」と自信満々に語る

ハーデンは今季、平均得点でトップ、平均アシスト数でリーグ2位を記録している[写真]=Getty Images
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「これまでのチームでベスト」と自信を深めるハーデン

 今季のMVP最有力候補と評されているジェームズ・ハーデンヒューストン・ロケッツ)が、2月28日(現地時間27日)、現地メディア『ESPN』の単独インタビューに答えた。

 ハーデン率いるロケッツは、現在ゴールデンステート・ウォリアーズを0.5ゲーム差で抑えてリーグトップの成績を残している。今季のチームに対する期待について聞かれたハーデンは、「今年は俺たちの年。それは確かなこと」と自信満々に切り返した。

 「フロントオフィスのダレル・モーリー(GM)とタド・ブラウン(CEO)は、信じられないくらいすばらしい仕事(補強)をしてくれた。一昨年にはエリック・ゴードンとライアン・アンダーソンを獲得し、昨年夏にはクリス・ポールPJ・タッカー、ルーク・バー・ア・ムーテ、さらにジェラルド・グリーンとジョー・ジョンソンを連れてきてくれた」

ハーデンと共にリーダーとして活躍するポール。今季は得点、アシスト、スティールだけでなく、リバウンド面でも奮闘している[写真]=Getty Images

 ゴードンとアンダーソンは、昨季から就任したマイク・ダントーニHCが求めるアウトサイドシュートと爆発力をもたらした。昨夏加入したポールはハーデンと並ぶリーダーとして見事な働きを見せており、タッカーとバー・ア・ムーテは主にタフなディフェンスを持ち込んだ。グリーン、ジョンソンはベンチからシュート力と経験を与えることとなる。

今季全試合に出場しているタッカー。ベンチからタフなディフェンスとリバウンド、3ポイントをもたらす[写真]=Getty Images

 「ロースター全員を見て、このチームは俺がこれまで在籍してきた中でたぶんベストだ。俺たちにはコーチングスタッフを含めてチームケミストリーがある。とても楽しめているよ」とハーデン。

タイブレイカーなどお構いなしに勝ち続けることができるか?

 前述のとおり、ウォリアーズとはわずか0.5ゲーム差。ウォリアーズもホームコート・アドバンテージを手に入れるべく、リーグトップの成績を狙っているに違いない。だがハーデンも黙ってはいない。

 「(俺が期待しているのは)競争の激しいゲームだ。俺たちはきわめてうまくプレーできている。彼らもね。彼らはプレーオフシードを勝ち取るべく戦っている。そして俺たちも第1シードをつかみ取るために戦っている」。

 ロケッツは現在、スターター、ベンチともに申し分ない戦力を誇っている。ハーデンは今後に向けて、自信満々に語った。

カペラ(左)とアリーザ(右)は、ハーデンを除くとロケッツ最古参。攻防両面で計算できる能力を持つ[写真]=Getty Images

 「これからきっと、プレーオフの雰囲気になってくるだろうね。(第1シードを勝ち取るべく)すべてのゲームが激しくなってくる。それこそが俺たちが必要としているものなんだ。俺たちは何も変わるわけじゃない。俺たちはコートに出て(ゲームプランを)遂行し、連勝を続けるべくトライし続けるだけさ」。

 ロケッツは今季、ウォリアーズとの直接対決で2勝1敗と勝ち越している。そのため、シーズン最終日にウォリアーズと勝率が並んだ場合、タイブレイカーによって1位になることができる。

 だがハーデンとロケッツの勢いを考えると、後ろを振り返ることなく、前へ前へとひたすら突き進んでいくことになりそうだ。

ロケッツがこのままリーグトップの成績を残すのであれば、今季の最優秀選手賞はハーデンの手に渡るだろう[写真]=Getty Images

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