2018.02.24

【NBA】後半戦スタート2日目! バックスがイースト首位のラプターズを延長の末に撃破

延長にもつれた熱戦は、アデトクンボ(左)率いるバックスが、デローザン(右)擁するラプターズを下した[写真]=Getty Images
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ラプターズの粘りを振り切り、逃げ切ったバックス

 2月24日(現地時間23日)、オールスターブレイク明け2日目のNBAでは、11試合が行われた。

 ここでは、イースト6位のミルウォーキー・バックスが、イーストトップのトロント・ラプターズを下した試合を中心にお伝えしていきたい。

 今季ここまでホームで24勝4敗と圧倒的な強さを見せているラプターズに対し、アウェーのバックスは第2クォーターに42-28とラプターズを圧倒し、前半を終えて65-57と8点のリードを奪う。

 第3クォーターは互いに31得点ずつ加点し、第4クォーターでラプターズが追い上げを図る。同クォーター中盤から怒濤の10連続得点で104-101と、一気に逆転に成功した。

 するとバックスはヤニス・アデトクンボがダンク、ジャンパーを決めて再びリードを奪う。残り3.3秒にクリス・ミドルトンのフリースローが1本決まってスコアは110-108。するとラプターズは、ヨナス・バランチューナスがブザーとほぼ同時にダンクをたたき込み、勝負は延長へ。

第4クォーター終了とほぼ同時に、延長へ持ち込むダンクを決めたバランチューナス[写真]=Getty Images

 延長序盤。ラプターズはカイル・ラウリーの3ポイントシュート、サージ・イバカのジャンパーで115-110のリードを奪うも、バックスはそこからアデトクンボのプルアップジャンパー、ベテランのジェイソン・テリーとミドルトンの3ポイントが続けて決まり、118-115とリードを奪い返す。

 ラプターズはその後、バランチューナスとデマー・デローザンがダンクを決めるも、残り0.4秒にテリーが落ち着いてフリースローを2本とも沈めて決着。最終スコア122-119でバックスに軍配が上がった。

 この試合、チームトップの26得点12リバウンド6アシストを挙げたアデトクンボは、試合後に現地メディア『ESPN』に対して「長い間、俺たちは彼らに対して勝てていなかったから、とてもいい気分。彼らもすばらしいチームだった」と語った。

勝負どころでプルアップジャンパーを何度も沈めたアデトクンボ[写真]=Getty Images

 バックスではミドルトンが21得点5アシスト、エリック・ブレッドソーが21得点8リバウンド4アシスト、テリーが5投中4本の3ポイントを成功させるなど14得点を記録。「非常に大きな勝利だ。イーストのベストチームを相手に、俺たちはロード(アウェー)でも勝利できるということを証明できた」とミドルトン。

 一方、ラプターズではデローザンがゲームハイの33得点8リバウンド4アシスト、イバカが18得点6リバウンド3ブロック、ラウリーが17得点7アシスト、パスカル・シアカムが17得点7リバウンドで続いている。

 ラウリーは試合後、「今日のようなタフな敗戦は良い刺激になる。俺たちがやるべきことを再確認するいい機会だと思う。どのチーム相手でも勝てるように、毎晩もっとハードにプレーするようにしなきゃならない」と気を引き締めた。

 なお、そのほかの試合は以下のとおり。

■クリーブランド・キャバリアーズ 112-89 メンフィス・グリズリーズ
 レブロン・ジェームズが18得点14リバウンド11アシストを記録し、今季11度目のトリプルダブル。新加入組のジョージ・ヒルジョーダン・クラークソン、ロドニー・フッド、ラリー・ナンスJr.が2ケタ得点で援護しグリズリーズに圧勝。

今季11度目のトリプルダブルを記録したレブロン[写真]=Getty Images

■インディアナ・ペイサーズ 116-93 アトランタ・ホークス
 21得点13リバウンドを奪ったドマンタス・サボニスを筆頭に、計6人が2ケタ得点を記録したペイサーズが快勝した。

■ボストン・セルティックス 110-98 デトロイト・ピストンズ
 試合をとおして3ポイントシュートを17本成功、成功率43.6パーセントを記録し、30アシストを残したセルティックスが勝利。

■ロサンゼルス・レイカーズ 124-102 ダラス・マーベリックス
 リバウンド数で62-29と圧倒したレイカーズが勝利。ジュリアス・ランドルが18得点13リバウンド10アシストを記録し、キャリア5度目のトリプルダブルを達成。また、新人ロンゾ・ボールが現地時間1月13日以来の復帰を果たし、9得点7リバウンド6アシストで勝利に貢献している。

■ヒューストン・ロケッツ 120-102 ミネソタ・ティンバーウルブズ
 ジェームズ・ハーデンが31得点9アシスト、クリント・カペラが25得点11リバウンドを挙げたロケッツが勝利し11連勝。ウルブズは、第3クォーター終盤にジミー・バトラーが右膝を負傷するアクシデント。MRI検査の結果次第だが、戦線離脱はほぼ確実となった。

攻防両面でチームをけん引するバトラーが右膝を負傷。ウルブズにとっては大打撃となってしまった[写真]=Getty Images

■シャーロット・ホーネッツ 122-105 ワシントン・ウィザーズ
 ケンバ・ウォーカーの24得点を筆頭に、6人が2ケタ得点を記録したホーネッツに軍配。ウィザーズはブラッドリー・ビールがゲームハイの33得点と奮闘するも勝利ならず。

■ニューオリンズ・ペリカンズ 124-123 マイアミ・ヒート
 延長残り7.3秒、この試合で29得点9アシストを挙げたドリュー・ホリデーが値千金のフローターを決めてペリカンズが勝利。アンソニー・デイビスは45得点17リバウンド5スティール5ブロックというモンスターゲームを披露。ヒートはゴラン・ドラギッチが30得点9リバウンド8アシストを奪うも、これで3連敗。

またもや45得点15リバウンド以上というモンスターパフォーマンスを見せたデイビス[写真]=Getty Images

■ポートランド・トレイルブレイザーズ 100-81 ユタ・ジャズ
 デイミアン・リラードCJ・マッカラムが合わせて50得点を挙げたブレイザーズが勝利。ジャズの連勝は11でストップした。

■デンバー・ナゲッツ 122-119 サンアントニオ・スパーズ
 ニコラ・ヨキッチが3試合連続、今季6度目となるトリプルダブル(28得点11リバウンド11アシスト)を挙げる活躍でナゲッツの勝利。ここ8試合で7勝目となった。一方のスパーズは、ラマーカス・オルドリッジが38得点と爆発したものの、これで4連敗。

■ロサンゼルス・クリッパーズ 128-117 フェニックス・サンズ
 前半だけで79得点を奪ったクリッパーズが勝利。ルー・ウィリアムズが35得点、トバイアス・ハリスが30得点12リバウンドをマーク。