2018.02.15

【NBA】約20年ぶりの快挙! ナゲッツのニコラ・ヨキッチがキャリア3年目で10回目のトリプルダブル達成

約20年ぶりの快挙を達成したナゲッツのヨキッチ[写真]=Getty Images
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2月に入って平均8.3アシストと絶好調の万能型ビッグマン

 デンバー・ナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチが、2月14日(現地時間13日)のサンアントニオ・スパーズ戦で23得点13リバウンド11アシストの“トリプルダブル”をマークした。

 これにより、ヨキッチはキャリア3シーズン目にして10回目のトリプルダブルを達成。現地メディア『EliasSports』によると、約20年ぶりの記録となった。

 直近でキャリア最初の3シーズンに10回以上のトリプルダブルを達成したのは、共に1994-95シーズンの新人王に輝いたグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか/24回)とジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか/15回)だけだという。

 ヒルはピストンズ時代、ポイントフォワードとしてオールラウンドな成績を残しており、96-97シーズンには平均21.4得点9.0リバウンド7.3アシストをマーク。キッドはキャリア通算トリプルダブル107回で歴代3位というオールラウンドなポイントガードで、2006-07シーズンには平均13.0得点8.2リバウンド9.2アシストを残している。

90年代はオールスターの常連だったヒル(右)とキッド(左)[写真]=Getty Images

 セルビア出身のヨキッチは、今季だけで4度目のトリプルダブル。ナゲッツはその4試合で3勝1敗と勝ち越しており、ヨキッチは勝利に大きく貢献していることがわかる。今季のヨキッチは平均31.4分に出場し、16.7得点10.5リバウンド5.7アシスト。リバウンドとアシストでチームトップ、得点でチーム2位の成績を残す万能型ビッグマンだ。

 ヨキッチは決してクイックネスがあるわけではないものの、3ポイントシュートも決めることができる広いシュートレンジを誇り、ポストプレーでも強さを発揮。高さと幅を活かしたリバウンドにも定評がある。そして、ボールを持った時の判断力が良く、カットしてくるチームメートへ鮮やかなパスをとおすなどパサーとしての才能も持ち合わせている。

現地時間2/1のサンダー戦では、キャリアハイとなる14アシストを記録したヨキッチ[写真]=Getty Images

 特に2月に入ってからはここまで平均8.3アシスト(リーグ8位)と絶好調で、チームも5勝1敗と着実に貯金を増やしている。現在ウエスト6位(31勝26敗)のナゲッツがこのままプレーオフ進出となれば、ヨキッチの評価はさらに高くなるに違いない。

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