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2月9日(現地時間8日)、NBAはトレードデッドラインとなり、今年も複数のトレードが成立した。
昨年はデマーカス・カズンズがサクラメント・キングスからニューオリンズ・ペリカンズへトレードというオールスター選手の移籍があったが、今年は大物のトレードは実現しなかった。その代わりに、先発級を含む計27選手が移籍することとなった。
https://twitter.com/MiamiHEAT/status/961740284139892737
ここでは、トレードデッドラインの日に成立したトレードをお届けする。
■デトロイト・ピストンズ⇔シカゴ・ブルズ
ピストンズ獲得:ジャミア・ネルソン(ガード)
ブルズ獲得:ウィリー・リード(センター)、将来のドラフト2巡目指名権
ピストンズがベテランガードのネルソンを獲得。スタン・バン・ガンディHCは、オーランド・マジック在籍時の指揮官であり、バン・ガンディHCの求めるシュート力を発揮することになるだろう。これにより、ピストンズのバックコート陣は確実にアップグレードされた。
■マイアミ・ヒート⇔アトランタ・ホークス
ヒート獲得:ルーク・バビット(フォワード)
ホークス獲得:オカロ・ホワイト(フォワード)
今夏ホークスと契約したバビットだが、昨季はヒートでプレーしており、40パーセント以上の3ポイントシュート成功率を残していた。今季も44.1パーセントと高確率な3ポイントを誇るバビットは、現在同成功率でリーグ12位(36.5パーセント)のヒートで、シューターとしてプレーすることとなる。
■ニューオリンズ・ペリカンズ⇔ブルックリン・ネッツ
ペリカンズ獲得:ラシャド・ボーン(ガード)
ネッツ獲得:ダンテ・カニンガム(フォワード)
シューターの候補としてペリカンズがボーンを、ネッツはベテランのカニンガムを獲得した。カニンガムは先発・控えを問わずタフなプレーが持ち味。主力に若手の多いネッツで頼られる存在になりそうだ。
■アトランタ・ホークス⇔ワシントン・ウィザーズ
ホークス獲得:シェルドン・マック(ガード)、現金
ウィザーズ獲得:2019年ドラフト2巡目指名権
■シカゴ・ブルズ⇔ポートランド・トレイルブレイザーズ
ブルズ獲得:ノア・ボンレイ(フォワード/センター)
ブレイザーズ獲得:ミロバン・ラコビッチ(2007年ドラフト2巡目60位指名)の交渉権
■クリーブランド・キャバリアーズ⇔ロサンゼルス・レイカーズ
キャバリアーズ獲得:ジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンスJr.
レイカーズ獲得:アイザイア・トーマス、チャニング・フライ、2018年ドラフト1巡目指名権(条件付き)
■クリーブランド・キャバリアーズ⇔マイアミ・ヒート
キャバリアーズ獲得:2024年ドラフト2巡目指名権
ヒート獲得:ドウェイン・ウェイド(ガード)
■ニューヨーク・ニックス、デンバー・ナゲッツ、ダラス・マーベリックス
ニックス獲得:エマニュエル・ムディエイ(ガード)
ナゲッツ獲得:デビン・ハリス(ガード)、2018年ドラフト2巡目指名権
マーベリックス獲得:ダグ・マクダーモット(フォワード)、2018年ドラフト2巡目指名権
ニックスは高い身体能力を誇るムディエイを獲得し、ナゲッツはプレーオフに出場すべく、ベテランのハリスを加えた。マクダーモットは高校時代のチームメート、ハリソン・バーンズと再び同じチームでプレーすることとなった。
■フェニックス・サンズ⇔オーランド・マジック
サンズ獲得:エルフリッド・ペイトン(ガード)
マジック獲得:2018年ドラフト2巡目指名権
今夏制限つきフリーエージェント(FA)になるペイトンがドラフト指名権との交換でサンズへ。ペイトンは今後の契約とキャリアを見据え、ハイレベルなパフォーマンスを発揮したい。
■サクラメント・キングス⇔トロント・ラプターズ
キングス獲得:ブルーノ・カボクロ(フォワード)
ラプターズ獲得:マラカイ・リチャードソン(ガード)
■クリーブランド・キャバリアーズ、サクラメント・キングス、ユタ・ジャズ
キャバリアーズ獲得:ジョージ・ヒル(ガード)、ロドニー・フッド(ガード)
キングス獲得:ジョー・ジョンソン(フォワード-ガード)、イマン・シャンパート(ガード)、2020年ドラフト2巡目指名権
ジャズ獲得:デリック・ローズ(ガード)、ジェイ・クラウダー(フォワード)
■デトロイト・ピストンズ⇔メンフィス・グリズリーズ
ピストンズ獲得:ジェームズ・エニス三世(フォワード)
グリズリーズ獲得:ブライス・ジョンソン(フォワード)
ピストンズとヒートが戦力増強に成功、ガードを入れ替えたナゲッツにも注目
この日成立したトレードを見ていくと、ベテランのネルソンと若手のエニス三世を獲得したピストンズ、ウェイドとバビットを加えたヒートが的確な補強をしたように思える。プレーオフ出場を狙う両チームにとって、メリットが目立つ動きだったと言えるだろう。また、伸び悩んでいたムディエイを放出してベテランのハリスを加えたナゲッツも興味深い。ウエストのし烈なプレーオフ出場争いの渦中にいるナゲッツにとって、経験豊富なハリス加入はプラスに働くはずだ。
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