2018.10.21
2月22日(現地時間21日)、デンバー・ナゲッツのベテランフォワード、ポール・ミルサップが、久々にチーム練習に復帰した。
昨年11月に左手首の手術をして以来、ミルサップは約3か月ぶりにフルコンタクトの練習に参加。現状ではまだ試合復帰のスケジュールは決まっていないものの、現地メディア『the Denver Post』によれば、ミルサップは「できれば早く試合にも出たいね」と答えたという。
「今は良い感じだ。次の練習(現地時間22日)に向けて、どうなるか見ていくよ。そこから(復帰日時を)決めるだろうね。当初はオールスターブレイク後の復帰を考えていたけど、チーム側とスマートな話し合いをしているんだ。今日はケガして以来、初のフルコンタクト(練習)だったから、左手首と体の状態をチェックしていかないとね」とミルサップ。
過去4度のオールスター選出歴を誇るミルサップは、昨夏フリーエージェント(FA)としてナゲッツと契約。11月に左手首を負傷するまで16試合に出場し、平均15.3得点6.2リバウンド3.0アシスト1.1スティール1.3ブロックとマルチな数字をマークしている。
もっとも、ナゲッツは現在32勝26敗でウエスト6位。直近10試合でも7勝3敗と好調を維持している。ミルサップ不在時も勝ち越していることから、復帰後はベンチスタートになる可能性があるという。
マイケル・マローンHCは「彼は42試合を欠場していた。その状況下で、我々は高いレベルのプレーができている」と語っていた。また、1月下旬からふくらはぎの負傷により欠場していたセンター、メイソン・プラムリーが24日(同23日)のサンアントニオ・スパーズ戦で復帰予定となっており、マローンHCは上機嫌だ。
「彼らが復帰するのはすばらしいこと。彼らがプレーした時、どのくらいのレベルでプレーできるのかを見ながら、残りの24試合を戦っていくことができるのは良いことだ」。
ナゲッツはここ7試合、一定のスターターで臨んでいる。ガードにジャマール・マレーとギャリー・ハリス、フォワードにウィル・バートンとウィルソン・チャンドラー、そしてセンターにニコラ・ヨキッチで構築するスターターで、なんと6勝も挙げている。
特にヨキッチは、2月16日(同15日)のミルウォーキー・バックス戦で30得点15リバウンド17アシストとなり、キャリア11度目の“トリプルダブル”をマーク。しかもこの日は、第2クォーター残り1分54秒でトリプルダブルを達成するという早業を披露してみせた。
ナゲッツはトレード・デッドラインにベテランガードのデビン・ハリスも加えており、経験値も増している。そこにミルサップとプラムリーが加わるのだから、ウエスト上位シードを狙うチームにとって、ナゲッツはダークホースとなる可能性を秘めている。いずれにせよ、シーズン終盤戦にかけて、リーグを盛り上げてくれる注目チームの1つなのは間違いない。
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