第4Q残り約4分で同点へと追いつき、ナゲッツを突き放したレイカーズ
10月26日(現地時間25日)、ロサンゼルス・レイカーズがホームのステープルズ・センターでデンバー・ナゲッツとの試合を行った。
開幕4戦目にようやく初勝利を挙げたレイカーズと、今季4戦無敗のナゲッツのゲームは、レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアント(元レイカーズ)が見守る中でスタートした。
第1クォーターはナゲッツ、第2クォーターではレイカーズが主導権を握り、前半を終えて58-57でレイカーズが1点リード。
後半開始早々、ロンゾ・ボールの3ポインターとレブロン・ジェームズのフリースロー2本でレイカーズが6点差を付けると、ジャマール・マレーが7連続得点を挙げてナゲッツが一気に逆転。
その後は6点差以内の攻防を繰り広げる中、伏兵モンテ・モリスの活躍もあり、ナゲッツが89-87と2点リードで最終クォーターへ。
ナゲッツは第4クォーターでもモリスやマリーク・ビーズリー、メイソン・プラムリーらベンチ陣が奮起。残り6分11秒にモリスが3ポイントを沈めて106-98と8点リードを奪った。
するとレイカーズはランス・スティーブンソンが大活躍。2本連続で長距離砲を決め、レイアップも成功させて一気に追い上げる。残り3分49秒にジョシュ・ハートのフリースロー2本が決まり、ゲームは108-108の同点に。
👀 the BEST PLAYS from the @Lakers 4th quarter in their 1st victory of the season at Staples Center! #LakeShow #KiaTipOff18 pic.twitter.com/aK6DU0vEA7
— NBA (@NBA) October 26, 2018
両チームの意地がぶつかり合う中、ここで一気に加速したのはレイカーズ。スティーブンソンのパスからレブロンのダンク、ボールの3ポイントが続けて決まると、カイル・クーズマの2連続ダンクなどでリードを保ち、最終スコア121-114でレイカーズが今季2勝目を挙げた。
勝利したレイカーズでは、レブロンがゲームハイの28得点に11リバウンド11アシストと今季初のトリプルダブル。さらにカイル・クーズマが22得点2ブロック、ジャベール・マギーが21得点7リバウンド、ボールが12得点6リバウンド8アシスト5スティール、ハートが12得点5リバウンド、スティーブンソンが12得点4リバウンド4アシストを残している。
チームとして着実に成長していることを実感するレブロン
試合後、コービーが観戦に訪れていたことについて聞かれたレブロンは、『AP』へこう語った。
「もちろん、ベースライン右側に座っているのは気付いてた。レイカーズ史上最も偉大な選手の1人だからね。彼が20年間というキャリアの中で、このフランチャイズにどんなことをもたらしてきたかを語るのは何だか不思議さ。キャリアのこの時点で彼と同じチームのジャージーを着てプレーしていることはすごく特別なこと」。
コービーというレジェンドの前で、レイカーズは第4クォーター中盤以降にナゲッツを突き放し、今季2勝目を挙げた。レブロンは「最初の数試合、俺たちは相手チームに後れを取っていても、(ゲーム展開は)そのままだった。だが今夜の俺たちは、自分たちの失敗から学び、逆転勝利することができた。これは人生において最も重要なことの一つさ」とコメント。レブロン自身も、チームとして成長していることを実感しているようだ。
一方、連勝が4でストップしたナゲッツでは、ニコラ・ヨキッチが24得点11リバウンド、マレーが22得点10リバウンド、キャリア2年目のモリスが自己最多の20得点に7アシスト3スティール、ギャリー・ハリスが13得点5アシストを記録。
プレシーズン序盤に2試合を戦い、2連勝していたナゲッツのマイク・マローンHCは、この日のレイカーズをこう評していた。
「レブロンはこれまでやってきたことと同じことをしている。そしてチームメートたちに自信を植え付けている。特にクーズマとのケミストリーは着実に向上している」。
レイカーズは29日(同28日)にサンアントニオ・スパーズ戦が控えている。前回の対戦では延長で悔しい負け方をしただけに、リベンジできるか注目したい。