リーグ6位の平均27.9得点を記録中のラヴィーンがMJ以来の快挙を達成
11月6日(現地時間5日)、シカゴ・ブルズはマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でニューヨーク・ニックスと対戦。ダブルオーバータイムにもつれる熱戦となるも、アウェーのブルズが116-115で制した。
この試合、ブルズのエースを務めるザック・ラヴィーンが2度目の延長でブルズの全8得点を1人でたたき出すなどキャリアハイの41得点と大爆発。残り0.2秒に決勝点となるフリースローを沈め、勝利の殊勲者となったのである。
「僕らがリードできるようにと、僕は自分にできることをやったんだ。フリースローを獲得しようとトライしただけさ。最終的に僕がやっていたことが勝利に直結したね」と、ラヴィーンは試合後に『AP』へコメント。
ラヴィーンはこの試合で14本のフリースローを放ち、そのうち11本を沈めてみせた。また、4リバウンド4アシスト3スティール2ブロックを記録している。
今季のラヴィーンはここまで11試合に出場し、チームトップの平均27.9得点に5.0リバウンド3.8アシストを記録中。全試合で20得点以上を挙げており、エースとしてブルズをけん引。平均得点でリーグ6位にランクインしており、キャリア5シーズン目で自己最高の成績をマークしている。
ちなみに、直近でブルズの選手がMSGで40得点以上を奪ったのは今から約20年前。1998年3月9日(同8日)にMJことマイケル・ジョーダン(元ブルズほか)が42得点を挙げて以来初の快挙となった。
ジョーダンと23歳のラヴィーン。NBA史上最高の選手と称されるレジェンドと成長を続けるスター選手にはまだまだ大きな差があることは否定できない。それでも、ラヴィーンが着実に成長していることは間違いない。