第4Qだけで18得点を集中砲火させたカイリーが大逆転劇を演出!
11月9日(現地時間8日)、フェニックス・サンズはホームのトーキング・スティック・リゾート・アリーナでボストン・セルティックスと対戦した。
ホームのサンズは試合序盤から快調に得点を重ねていき、第1クォーターを32-13と圧倒。第2クォーター残り4分31秒にエースのデビン・ブッカーが3ポイントを決めると、サンズのリードは22点(48-26)にまで広がっていった。
するとセルティックスはカイリー・アービングとマーカス・モリスを中心に追い上げを開始。一時は15点差まで追い上げるも、サンズはアイザイア・キャナンの3ポイントとリショーン・ホームズのショットで再び突き放し、55-35と20点リードで試合を折り返す。
しかし2連敗中のセルティックスは息を吹き返し、後半だけで65-45とサンズを圧倒。第4クォーター残り35.9秒にカイリーの長距離砲で3点差にすると、残り7.3秒にジェイレン・ブラウンのショットが決まり、1点差まで詰め寄る。
残り6.1秒でTJ・ウォーレンのフリースロー2本が決まってサンズが再び3点をリードするも、カイリーのアシストからモリスが残り1.1秒に同点弾となる3ポイントをヒットさせ、延長に持ち込む。
延長に入ると、カイリーの6得点を筆頭にセルティックスが16-9とサンズを圧倒し、最終スコア116-109で逆転勝利。今季成績を7勝4敗とした。
セルティックスのブラッド・スティーブンズHCは試合後、『AP』へこう語っていた。
「私はイゴール(・ココスコフHC)に『我々はこの試合の勝者には値しない』と伝えた。これはカイリーによる個人としてのすばらしいパフォーマンスによるところが大きい」。
指揮官がそう振り返ったとおり、この試合でカイリーは6本の3ポイント成功を含むシーズンハイの39得点に7リバウンド6アシスト3スティールと大暴れ。第4クォーターだけで18得点を奪った勝利の立て役者は「僕らはこの試合で、立ち直ることについて多くを学んだ。アジャストしなくちゃいけなかったんだ」とコメント。
セルティックスではカイリーのほか、モリスが17得点8リバウンド、ブラウンが17得点6リバウンド、テリー・ロジアーが10得点6リバウンドと続いた。
前半の大量リードから一転、延長で敗れてしまったサンズでは、ブッカーが38得点9アシスト3スティール、ウォーレンが29得点7リバウンド、ディアンドレ・エイトンが14得点10リバウンド、トレバー・アリーザが11得点9リバウンド6アシスト。
ブッカーは「僕らは勝負どころで崩れてしまった。素早く得点を許してしまい、ディフェンス面でコミュニケーションミスがあった」と語り、敗戦を悔んだ。