延長に持ち込まれる中、自慢の選手層の厚さを見せつけたクリッパーズ
11月11日(現地時間10日)、ミルウォーキー・バックスがアウェーのステープルズ・センターに乗り込み、ロサンゼルス・クリッパーズと対戦した。
試合序盤。クリッパーズはマーチン・ゴータットのレイアップで先取点を奪うと、トバイアス・ハリスとダニーロ・ガリナーリの連続ジャンパーで6-0とし、そのままバックスに一度もリードを許さず、33-24で第1クォーターを終える。
するとバックスは第2クォーターで反撃開始。序盤にクリッパーズはモントレズ・ハレルの5連続得点で14点のリードを奪うも、ジョン・ヘンソンの3ポイントを皮切りにバックスが加点していく。
ヤニス・アデトクンボやブルック・ロペス、マルコム・ブログドンらのショットで点差を縮めていき、残り4分54秒にエリック・ブレッドソーのドライブが決まってバックスが逆転(52-51)。そこからバックスはリードを6点に広げるも、クリッパーズはハリスやパトリック・ベバリーの得点で食らい付き、前半は64-62とバックス2点リードで終える。
第3クォーターに入ると、ホームのクリッパーズが27-20とし、バックスからリードを奪い返す。第4クォーターは追い上げるバックスに対し、クリッパーズがリードをキープしていく展開が続く。
残り1分56秒。シェイ・ギルジアス・アレクサンダーの3ポイントが決まり、クリッパーズが117-111と6点差を付けると、ブログドン、アデトクンボのショットで詰め寄り、残り6.3秒でブレッドソーの3ポイントが決まり、バックスが延長へと持ち込む。
延長では3点差以内の攻防を繰り広げた両チームだったが、試合を決めたのはベテランのルー・ウィリアムズ。残り0.5秒にタフショットとなる値千金のジャンパーを沈め、最終スコア128-126でクリッパーズに軍配。今季成績を7勝5敗とした。
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「彼らは見事なバスケットボールを展開し、リーグ全体の中でもトップと呼べるチーム。僕らは勝つ方法を見出すべく、戦い続けたんだ」と試合後に『AP』へ語ったハリス。
ベンチスタートながらチームトップの26得点に9リバウンドを奪ったハレルは「僕は毎晩、コートに出たらこのチームにさらなる自信を与えて、勝利するためにプッシュできるように自分の持てる力をすべて出し尽くそうとしている」とコメント。
勝利したクリッパーズでは、ハレルのほかに5本の3ポイントを決めたベバリーが21得点、ハリスが20得点11リバウンド2スティール、新人ギルジアス・アレクサンダーが16得点6リバウンド4アシスト3ブロック、ガリナーリが13得点8リバウンド、ウィリアムズが12得点5リバウンド10アシストと続いた。
今季3敗目(9勝3敗)を喫したバックスでは、アデトクンボが27得点18リバウンド4アシスト5スティール2ブロック、ブログドンが23得点、ロペスが6本の3ポイント成功を含む20得点に2スティール3ブロック、ブレッドソーが15得点5リバウンド5アシスト2スティール、ミドルトンが14得点5アシストを記録している。