移籍後初勝利を挙げたジミー・バトラー「シクサーズでプレーできてすごく楽しい」

チームトップの28得点を挙げて勝利に貢献したバトラー[写真]=Getty Images

「このチームの選手たちは自分の仕事をイージーにさせてくれる」とバトラー

 11月17日(現地時間16日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはホームのウェルズファーゴ・センターでユタ・ジャズとの一戦に臨んだ。

 この日はジミー・バトラーにとってシクサーズ加入後初のホームゲーム。試合後に「きっとここの観客たちはエキサイトしてくれると思ってたよ。今は僕のそばにいて応援してくれる。最高のファンさ」とバトラーが『AP』へ語ったとおり、大歓声を送っていた。

 ゲームはルディ・ゴベアのダンクでジャズが先取点を挙げるも、シクサーズはベン・シモンズのアシストからバトラーがショットを決めるなど12連続得点。

バトラーは屈強な肉体を駆使して積極果敢にリムへアタックした[写真]=Getty Images

 シクサーズはリズムをつかみ、第1クォーターを38-24で終えるも、ジャズは第2クォーターにドノバン・ミッチェルの6連続得点などで反撃。このクォーターを28-16とシクサーズを圧倒し、52-54と2点差まで縮めて試合を折り返す。

 第3クォーターで互いに32得点を積み上げた両チームだったが、第4クォーター序盤にミッチェルの3ポイントプレーでジャズが逆転。そこから5点差以内のシーソーゲームを繰り広げる。

 終盤にはジャズがリードし、シクサーズが追いかける展開となるも、ジャズのミスにも助けられ、最後は113-107でシクサーズが逆転勝利。今季成績を10勝7敗、ホームの8戦無敗を死守した。

 「勝利できてすごく楽しい。それ以上に、シクサーズの選手たちとプレーできて本当に楽しいんだ」と『NBC Sports Philadelphia』へ語ったバトラーは、フィールドゴール15投中12本、うち3ポイントを3投中2本決めてチームトップの28得点に加えて7アシスト2スティールを奪う活躍。

 シクサーズではバトラーのほか、ジョエル・エンビードが23得点7リバウンド2スティール3ブロック、JJ・レディックが16得点、アミア・ジョンソンが11得点5リバウンド、シモンズが10得点8リバウンド8アシストを記録。シクサーズのチームメートたちについて、バトラーはこう評している。

 「有能なバスケットボールプレーヤーが5人コートに出ていれば、ゲームにおける仕事はイージーになる。ボールムーブがスムーズだからね。彼らはオープンだったらショットを放つし、オープンな選手がいればパスをさばく。バスケットボールはイージーになるんだ。特にこのメンバーではね」。

 17日(同16日)終了時点で、シクサーズはイースタン・カンファレンス5位の10勝7敗。今後もバトラーがシクサーズに溶け込むことができれば、イースト首位争いへの巻き返しも十分可能だろう。

有能なチームメートを得たことで、バトラーは今後もリムを強襲するに違いない[写真]=Getty Images

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