第4Qだけで19得点を挙げる大爆発! バード以来の好成績を残したカイリー
11月17日(現地時間16日)、ボストン・セルティックスはホームのTDガーデンでトロント・ラプターズと激突し、延長の末に123-116で勝利を収めた。
この試合、オールスターガードのカイリー・アービングが第4クォーターだけで19得点を挙げるなどゲームハイの43得点をたたき出し、イースタン・カンファレンス優勝候補同士によるマッチアップを制した。
カイリーはこの日、フィールドゴール26投中18本(うち3ポイントは6投中3本)を決め、フリースローを4本成功させて43得点。さらに11アシスト3スティールを奪う大車輪の活躍でラプターズ撃破の立て役者に。
『ESPN Stats & Info』によると、セルティックスの選手がホームゲームで40得点10アシスト以上を挙げたのはレジェンド、ラリー・バード(元セルティックス)以来という快挙だった。バードは1992年3月16日(同15日)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で49得点12アシスト、さらに14リバウンドを奪い、トリプルダブルを達成していた。
試合後、「今夜のようなパフォーマンスはレギュラーシーズンでも頻繁に起こることじゃない。しかも優秀なチームによる試合で起きたんだから感謝しなきゃね」と『AP』へ語ったカイリー。“ゾーン”に入ったラプターズ戦はハイレベルな競い合いだったことで、「プレーレベルが上がったんだ」と明かした。
セルティックスはこの試合を終えて9勝6敗でイースト3位。18日(同17日)にはユタ・ジャズとの試合が控えている。開幕前にはイーストトップを独走するという予想もあったが、ここまではフルメンバーによる試運転という印象があっただけに、今後もアグレッシブさを増したカイリーの活躍とセルティックスの躍進に期待大だ。