ガード陣による壮絶なスコアリングショーとなった試合は延長の末ウィザーズに軍配

ハーデン(右)は54得点、ウォール(左)は36得点の活躍を見せた[写真]=Getty Images

ハーデンとゴードンに計90得点を許すも、ウィザーズが延長戦を制す!

 11月27日(現地時間26日)に行われたヒューストン・ロケッツとワシントン・ウィザーズによる一戦は、バックコート陣による驚異的なスコアリングバトルとなった。

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 第1クォーター。アウェーのロケッツは欠場したクリス・ポールに代わって先発出場したエリック・ゴードンが13得点、ジェームズ・ハーデンが8アシストをマークし、42-30と好調な滑り出しを見せる。

 するとホームのウィザーズが第2クォーターで反撃。ジョン・ウォールブラッドリー・ビールマーキーフ・モリスらが得点を重ねて37-23と圧倒し、2点リードで試合を折り返す。

 第3クォーター早々、ロケッツはハーデンが3ポイントプレーを決めて逆転。その後もハーデンが快調に得点を伸ばし、この12分間だけで21得点と爆発。ウィザーズから4点のリードを奪い、最終クォーターを迎えた。

ハーデンはシーズンハイとなる54得点の大暴れを見せた[写真]=Getty Images

 第4クォーターは両チームがリードを奪い合うシーソーゲームに発展。残り1分23秒でビールが3ポイント、残り19.0秒にはオットー・ポーターJr.のフリースローが2投中1本決まり、ウィザーズが2点をリードするも、ロケッツは残り9.8秒にクリント・カペラがハーデンとのホットラインからダンクをたたき込み、ゲームは延長へ突入。

 延長ではウォールがロケッツ全体の得点と並ぶ6得点を1人で奪う活躍を見せ、最終スコア135-131でウィザーズが勝利した。

 ウィザーズではウォールがシーズンハイの36得点に11アシスト2ブロック、ビールが32得点4アシスト2ブロック。先発バックコート陣だけで68得点と、チーム総得点の半分以上を記録。

ビールは両チーム最多となる約50分に出場。高確率にショットを沈めて32得点を奪取[写真]=Getty Images

 さらにモリスがベンチから22得点10リバウンド2スティール、ポーターJr.が14得点6リバウンド3スティール、ジェフ・グリーンが13得点、トーマス・サトランスキーが7アシストと続いた。

 ウィザーズはこの試合、ハーデンに54得点、ゴードンに36得点と、ロケッツの先発バックコート陣に90得点を許してしまったものの、延長の末に貴重な白星を手にした。「今でも僕らが(この試合で勝利を)もぎ取ったのが信じられないくらいさ」と試合後にビールが『AP』へコメントしたほど、ロケッツのガード陣は驚異的なパフォーマンスを見せた。

 そのロケッツではハーデンが54得点に8リバウンド13アシスト3スティール、ゴードンが8本の3ポイント成功を含む36得点、カペラが17得点14リバウンド4ブロック、ジェームズ・エニス三世が10得点2スティールを挙げるも、これで3連敗。9勝10敗となり、再び借金生活に突入している。

延長だけで6得点を挙げ、ウィザーズを勝利へと導いたウォール[写真]=Getty Images

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