ステフィン・カリーが復帰初戦で27得点を奪うも、王者は好調ピストンズの前に敗北

それぞれチームトップの得点を挙げたグリフィン(左)とデュラント(右)[写真]=Getty Images

それぞれの役割を遂行したピストンズが王者を下して5連勝を飾る

 12月2日(現地時間1日)、デトロイト・ピストンズはホームのリトル・シーザーズ・アリーナで王者ゴールデンステイト・ウォリアーズとの対戦に挑んだ。

 この日、ウォリアーズのステフィン・カリーが11月9日(同8日)のミルウォーキー・バックス戦以来となる戦列復帰。ここ4戦で3勝しているウォリアーズとしては、カリー復帰で勢いに乗りたいところだった。

 ところが、4連勝中のピストンズがブレイク・グリフィンアンドレ・ドラモンドを中心とした戦いぶりで、ディフェンディング・チャンピオンとのゲームを111-102で制し、今季最長の5連勝を飾った。

 ピストンズではグリフィンが26得点6リバウンド5アシスト、レジー・ジャクソンが17得点5アシスト、ドラモンドが16得点19リバウンド3スティール2ブロック、レジー・ブロックが10得点。ベンチスタートのスタンリー・ジョンソンが19得点7リバウンド、イシュ・スミスが11得点をマーク。

 グリフィンは試合後、『AP』へ「間違いなく大きな勝利。僕らは強豪チームに立ち向かい、ホームコートを守ることができた」と振り返った。

 「このチームの選手たちは、それぞれの役割を理解し、きちんと受け入れていた。エナジーを持ってプレーし、チャンピオンチームを打ち砕くことができたことは大きい」と評し、ドウェイン・ケイシーHCは選手たちを絶賛。

選手それぞれが着実に役割をこなし、ピストンズが王者を撃破[写真]=Getty Images

 一方のウォリアーズは、7点ビハインドで突入した最終クォーターで射程圏内に迫ることもできず、カリー復帰戦を白星で飾れなかった。

 ケビン・デュラントは8本のオフェンシブ・リバウンドをもぎ取ったドラモンドについて「彼とプレーするのは本当にタフなことだ。彼らがペネトレーションすると、ビッグマンたちがヘルプしようと入り込んでくる。そして彼はリバウンドをつかみ取ろうとしてきたんだ」と口にし、セカンドチャンスを奪われたことを悔やんだ。

 ウォリアーズではデュラントがゲームハイの28得点に6リバウンド7アシスト2ブロック、カリーが27得点5リバウンド2スティール、クレイ・トンプソンが21得点8リバウンド2スティール。

 「僕らは今夜よりももっとうまくプレーできることはわかってる」と語ったカリー。「コートに戻ってくることができて良かった。でも前半は自分のタイミングが戻ってなかった。後半に入って、自分が行きたいと思う場所へ行くことができたと思う。でもショットが落ち始めてきたんだ」と続けた。

 この日のカリーはフィールドゴール21投中10本、3ポイントは9投中3本成功。フリースローは4投中4本決めたものの、ターンオーバーを7本犯すなど、本調子とは言えなかった。

復帰戦で27得点は上々と言ってもいいが、それがカリーとなれば話は別。今後さらに調子を上げてくるはず[写真]=Getty Images

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