戦列復帰後、絶好調のステフィン・カリーがフリースロー成功率でNBA歴代トップに浮上

カリーはここ5試合で平均31.4得点と絶好調[写真]=Getty Images

ここ5試合で放った29本のうち、28本を沈めたことで歴代トップの90.44%へ

 3連覇を懸けて今季に臨んでいるゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、驚異的な精度でショットを決め続けている。

 カリーは12月2日(現地時間1日)のデトロイト・ピストンズ戦で復帰するまで、11試合を鼠径部の負傷のため欠場していたのだが、復帰後の5試合で平均31.4得点をマーク。

申し分ない確率でフリースローを沈めるカリー[写真]=Getty Images

 この5試合というスパンで見てみると、カリーはフィールドゴール98投中50本、3ポイント56投中29本、フリースローにいたっては29投中28本も決めている。

 成功率で見てみても、フィールドゴール成功率51.0パーセント、3ポイント成功率は51.8パーセント、フリースロー成功率では96.6パーセントと信じられないほどの高確率。

 今季でキャリア10シーズン目のカリーは、ここまで計17試合に出場し、平均33.5分30.1得点5.2リバウンド5.8アシスト1.1スティール。フィールドゴール成功率51.3パーセント、3ポイント成功率50.0パーセント、フリースロー成功率93.8パーセントはいずれも自己ベストのペースとなっている。

 そして12月11日(同10日)終了時点で、カリーの通算フリースロー成功率は90.44パーセントまで上昇し、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)が保持していた90.43パーセントを僅差で上回り、歴代トップに躍り出た。

今年殿堂入りしたナッシュは、サンズに在籍した計10シーズンで90.7%を記録[写真]=Getty Images

 現時点で現役トップの成功率を誇るカリーは、今後もプレーしていくため、この数字は試合を終えるごとに変動していくことは間違いない。とはいえ、昨季までの9シーズンのうち、実に5シーズンで90パーセント以上を記録していることから、大幅に成功率がダウンするとは思えない。

 キャリア平均3ポイント成功数で3.5本という恐ろしい数字を記録する稀代のシューターは、成功率でも現役トップを誇り、歴代3位の43.9パーセントという成功率を記録している。

 もしかすると、カリーは3ポイントだけでなく、フリースローでもNBA史上最高の成功率を残してしまうかもしれない。

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