2018.03.25
3月15日(現地時間14日)、ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーが30歳の誕生日を迎えた。
NBAキャリア9年目をプレーするカリーは、これまでに2度のシーズンMVP(2015、16年)、2度の優勝(15、17年)をはじめ、5度のオールスター選出、2度のオールNBAファーストチーム(15、16年)、2度のオールNBAセカンドチーム(14、17年)など、様々な業績を残してきた。
今回は30歳を迎えたカリーが、これまでのNBAキャリアで残してきたそのほかのデータをお届けしていこう。
■通算3ポイントシュート成功数:2,126本(NBA史上7位)
歴代1位の2,973本を保持するレイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)との差は、848本にまで迫ってきている。ちなみに、アレンが30歳を迎えた時点における成功数は1,755本。カリーは371本上回っていることになる。
■通算3ポイントシュート成功率:43.6パーセント(現役1位)
1978-79シーズンに3ポイントシュートが導入されてから、カリーは現役トップの成功率を記録している。歴代では4位となっており、歴代1位はスティーブ・カー(元シカゴ・ブルズほか/現ウォリアーズHC)が持つ45.4パーセント。
■通算平均3ポイントシュート成功数:3.4本(歴代1位)
250本以上の3ポイントシュートを放ってきた選手の中で、歴代トップの平均成功数。ちなみに、同条件で平均2.5本以上を決めているのはチームメートのクレイ・トンプソン(2.9本)と、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(2.7本)のみ。
■30分未満の出場時間で30得点以上を挙げた試合数:17(歴代最多)
現地メディア『Elias Sports』によると、1954-55シーズンにショットクロックが導入されてから最多記録とのこと。
これだけの数字を並べられると、カリーは史上最強の3ポイントシューターと言っても過言ではない。試投数と成功数において、昨季まで5シーズン連続でリーグトップを記録していることも、その要因の1つと言っていい。また、シューターという点で見ても、すでに歴代屈指という評価を与えても異論はないはずだ。
現時点ではあるものの、カリーは通算3ポイントシュート成功率40パーセント以上、通算フリースロー成功率90パーセント以上を記録する3人しかいないうちの1人だからだ。カリーは3ポイントシュート成功率で43.6パーセント、フリースロー成功率では90.3パーセントを残している。実は、カリーはフリースロー成功率で3度もリーグトップに立っており、今季を含めたキャリア9シーズンのうち、5度も90パーセント以上の成功率を残している。
もう2人は、3ポイントシュート成功率42.8パーセント、フリースロー成功率90.4パーセントを誇るスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)と、3ポイントシュート成功率40.2パーセント、フリースロー成功率90.4パーセントを残したマーク・プライス(元クリーブランド・キャバリアーズほか)。いずれもシュートの正確さに定評があった選手たちだが、カリーは彼ら以上に3ポイントシュートを決めていることを考えると、驚異的でしかない。
現在は右足首の負傷により欠場中のカリー。まずはコンディションの回復を優先し、復帰後には再び超絶パフォーマンスを見せてくれると期待したい。
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