上位チーム相手に苦戦していたチームを引き上げることができるか?
12月12日(現地時間11日)終了時点で、インディアナ・ペイサーズはイースタン・カンファレンス4位の17勝10敗。現在は4連勝中と好調だ。
そのペイサーズに、エースのビクター・オラディポが13日(同12日)のミルウォーキー・バックス戦から復帰する。
オラディポは今季、チームトップの平均21.4得点に6.6リバウンド4.7アシスト1.6スティールを記録する得点源。11月18日(同17日)のアトランタ・ホークス戦を最後に、11試合を膝の負傷のため欠場していた。
オラディポ離脱中、ペイサーズはタイリーク・エバンスをスターターに配置し、11試合を7勝4敗という好成績で乗り切った。12月に入ってからは先発スモールフォワードのボーヤン・ボグダノビッチが大活躍。5試合で平均21.4得点を記録し、得点面でチームをけん引している。
だがもちろん、これはペイサーズのベストメンバーではない。オラディポがいることで、ペイサーズはイースト屈指の戦力となるからである。
もっとも、復帰直後のため、ネイト・マクミランHCはオラディポの出場時間を制限するかもしれないと話している。12日(同11日)のフルコンタクトの練習に参加したオラディポについて、マクミランHCは地元メディアへこう語っていた。
「(彼は)良くなってきている。前日の練習をとおして、良い状態だと感じた。(膝に)痛みを感じることもなかったようだ。これこそ我々が待ち望んでいたことだ」。
ただ、長いシーズンだけに、慎重に考えている部分もあるようだ。マクミランHCはこう続ける。
「ゆっくりでもいいから、自分のペースを取り戻すようにと彼に言った。彼は数試合を欠場していたから、とてもエキサイトしているからね。ファンからすれば、彼がコートに戻ってくること、そして彼のプレーを見ることでエキサイトするはずだ」。
ペイサーズはイースト4位という好位置にいるものの、勝率5割を上回るチームとの戦績はここまで4勝7敗。言い換えれば、勝率5割未満のチーム相手に着実に勝利をつかんでいるということ。今季のロースターはプレーオフで勝ち上がることを想定して構築されているだけに、バックスのようなイースト上位チームにも勝利しておきたい。