チーム最後の12得点を1人でたたき出したリーグ最高級のクローザー、カイリー
12月13日(現地時間12日)に行われたボストン・セルティックスとワシントン・ウィザーズによるゲームは、リーグを代表するポイントガードが躍動。
セルティックスのカイリー・アービングがゲームハイとなる38得点に7アシスト、ウィザーズのジョン・ウォールが34得点6リバウンド13アシストの大活躍を見せ、延長にもつれる激戦となった。
Kyrie Irving's game-high 38 PTS and clutch play late propel the @celtics past WAS in overtime on the road! #CUsRise pic.twitter.com/OvOAPCQDUe
— NBA (@NBA) December 13, 2018
前半を終えて55-46とホームのウィザーズが9点をリードするも、セルティックスが第3クォーターに爆発。このクォーターで38-22と逆転に成功し、最終クォーターへ。
7点ビハインドで第4クォーターを迎えたウィザーズは、ケリー・ウーブレイJr.とオースティン・リバース、マーキーフ・モリスの活躍で8連続得点を奪い、リードを奪い返す。
するとセルティックスはマーカス・モリスの4連続得点で再びリードするも、ウーブレイJr.の長距離砲でゲームは振り出しに。そこから両チームは3点差以内の接戦を繰り広げ、残り13.9秒にジェイソン・テイタムのダンクでセルティックスが113-110と3点をリード。
ウィザーズはタイムアウト後、ブラッドリー・ビールがフリースロー2本を獲得。1本目を成功させ、2本目をミスして自らオフェンシブ・リバウンドを奪い取り、残り11.3秒に延長へと持ち込む貴重なレイアップを放り込む。
だが延長に入ると、リーグ最高級のクラッチプレーヤー、カイリーがゲームを支配。残り40秒から2本の3ポイントを突き刺すなど、セルティックス最後の12得点を1人でたたき出し、最終スコア130-125で勝利へと導いてみせた。
カイリーをガードしていたウォールは2本のクラッチショットに脱帽。開口一番に「信じられない」と語るなど、その驚異的な決定力に驚いていた。「僕はただゲームに勝とうとトライしていただけ」とカイリーは涼しい顔で口にしたものの、申し分ないクローザーぶりを発揮。
セルティックスではカイリーのほか、マーカス・モリスが27得点9リバウンド、マーカス・スマートが18得点5リバウンド3スティール、テイタムが12得点12リバウンド、テリー・ロジアーが10得点4アシストをマーク。
試合後、スマートは「カイリーの今夜のような活躍は、これまで僕らは何度か見てきた。でも個人的に、それを何度もやってのけるんだから、開いた口がふさがらないよ」と驚きを隠せなかった。
一方のウィザーズではウォールのほかに、ビールが22得点7リバウンド4アシスト、ジェフ・グリーンが22得点10リバウンド、ウーブレイJr.が20得点、マーキーフ・モリスが11得点7リバウンドを挙げている。