延長にもつれたウィザーズ戦でカイリーが真骨頂のクラッチプレーを連発して勝利を飾る

カイリー(右)が38得点、ウォール(左)は34得点をマークした[写真]=Getty Images

チーム最後の12得点を1人でたたき出したリーグ最高級のクローザー、カイリー

 12月13日(現地時間12日)に行われたボストン・セルティックスとワシントン・ウィザーズによるゲームは、リーグを代表するポイントガードが躍動。

 セルティックスのカイリー・アービングがゲームハイとなる38得点に7アシスト、ウィザーズのジョン・ウォールが34得点6リバウンド13アシストの大活躍を見せ、延長にもつれる激戦となった。

 前半を終えて55-46とホームのウィザーズが9点をリードするも、セルティックスが第3クォーターに爆発。このクォーターで38-22と逆転に成功し、最終クォーターへ。

 7点ビハインドで第4クォーターを迎えたウィザーズは、ケリー・ウーブレイJr.とオースティン・リバース、マーキーフ・モリスの活躍で8連続得点を奪い、リードを奪い返す。

 するとセルティックスはマーカス・モリスの4連続得点で再びリードするも、ウーブレイJr.の長距離砲でゲームは振り出しに。そこから両チームは3点差以内の接戦を繰り広げ、残り13.9秒にジェイソン・テイタムのダンクでセルティックスが113-110と3点をリード。

 ウィザーズはタイムアウト後、ブラッドリー・ビールがフリースロー2本を獲得。1本目を成功させ、2本目をミスして自らオフェンシブ・リバウンドを奪い取り、残り11.3秒に延長へと持ち込む貴重なレイアップを放り込む。

延長終盤、カイリーがウィザーズを奈落の底へと陥れるクラッチショットを連発[写真]=Getty Images

 だが延長に入ると、リーグ最高級のクラッチプレーヤー、カイリーがゲームを支配。残り40秒から2本の3ポイントを突き刺すなど、セルティックス最後の12得点を1人でたたき出し、最終スコア130-125で勝利へと導いてみせた。

 カイリーをガードしていたウォールは2本のクラッチショットに脱帽。開口一番に「信じられない」と語るなど、その驚異的な決定力に驚いていた。「僕はただゲームに勝とうとトライしていただけ」とカイリーは涼しい顔で口にしたものの、申し分ないクローザーぶりを発揮。

 セルティックスではカイリーのほか、マーカス・モリスが27得点9リバウンド、マーカス・スマートが18得点5リバウンド3スティール、テイタムが12得点12リバウンド、テリー・ロジアーが10得点4アシストをマーク。

 試合後、スマートは「カイリーの今夜のような活躍は、これまで僕らは何度か見てきた。でも個人的に、それを何度もやってのけるんだから、開いた口がふさがらないよ」と驚きを隠せなかった。

 一方のウィザーズではウォールのほかに、ビールが22得点7リバウンド4アシスト、ジェフ・グリーンが22得点10リバウンド、ウーブレイJr.が20得点、マーキーフ・モリスが11得点7リバウンドを挙げている。

延長戦に持ち込むショットを決めたビールだったが、惜しくも勝利ならず[写真]=Getty Images

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