1試合40得点10リバウンド以上を複数回記録した24歳のアデトクンボ
12月15日(現地時間14日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦。ミルウォーキー・バックスは、キャブスに一度もリードを許さずに114-102で完勝。
バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボはこの試合でキャリアハイに並ぶ44得点に14リバウンド8アシスト2ブロックをマークし、勝利の立て役者となった。
『ESPN Stats & Info』によると、バックスのフランチャイズ史上、1試合40得点10リバウンド以上を複数回記録した選手はアデトクンボとカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)のみだという。
NBA通算得点で歴代1位となる3万8,387得点という偉大な記録を持つジャバーは、キャリア初期にバックスで6シーズンをプレー。467試合に出場して平均42.7分30.4得点15.3リバウンド4.3アシスト1.2スティール3.4ブロックというとてつもない成績を残してきた。
218センチのジャバーと211センチのアデトクンボを単純比較することは難しいものの、現代において、アデトクンボはNBAでも脅威となっていることは間違いない。
今季からバックスで指揮を執るマイク・ブーデンホルザーHCは、この日のアデトクンボについて「間違いない、ヤニスにとって今夜はモンスターゲームだった。彼はとてつもなくアグレッシブだったね。彼は競争者であり、(今よりもさらに)偉大な選手になりたがっている」と『AP』へ絶賛のコメント。
アデトクンボは今季20回目のダブルダブルに到達したのだが、「ゲームの途中で、たくさん得点していればスコアボードを見る選手もいるけど、僕は見ていなかったんだ」と口にしている。
今月上旬で24歳になったばかりのアデトクンボには、今後も長いキャリアが待っている。リーグ有数の選手になったとはいえ、リーグベストの選手になるべく、今後もスキル向上に励んでいくに違いない。