2007年以来初、レイカーズでは1982年のマジック&ジャバー以来となる快記録
12月16日(現地時間15日)に行われたシャーロット・ホーネッツ戦で、ロサンゼルス・レイカーズが誇る2人のオールラウンダーが共にトリプルダブルを達成した。
レイカーズは128-100で快勝したこのゲームで、レブロン・ジェームズがゲームハイの24得点に12リバウンド11アシスト、ロンゾ・ボールが16得点10リバウンド10アシストに5スティールをマーク。
LeBron James (24 PTS, 12 REB, 11 AST) and Lonzo Ball (16 PTS, 10 REB, 10 AST) fuel the @Lakers win in Charlotte! #LakeShow
The duo becomes the first LAL teammates to record a triple-double in the same game since Kareem Abdul-Jabbar and Magic Johnson (1982). pic.twitter.com/LFVvdfhEE4
— NBA (@NBA) December 16, 2018
レブロンは通算75回目となり、歴代5位のウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)が持つ78回へ肉薄。ボールは通算3回目のトリプルダブルとなった。
試合を終えたボールはこの日の快挙について「クレイジーなこと。僕はこれまで、レブロンのプレーをたくさん見てきたんだ。その僕が(レブロンと)同じ試合でトリプルダブルできた。今までに夢見ていたことかどうかもわからないよ」と『AP』へ喜びを爆発。
レブロンは「簡単に達成できることじゃない。レイカーズの歴史の中で、これまで本当に多くのレジェンドたちがプレーしてきた。その歴史の中に加わることができたんだからきわめて特別な瞬間さ」とコメント。記録達成の要因については「俺たちはいつだってチームメートたちの動きを見ている。彼らが得点するシーンを見ることができたことで、この記録が生まれたのさ。俺たちはリムへアタックし、ショットを決めるべく、アグレッシブになろうとトライした。今夜、俺たちはそれを見せることができたんだ」と話していた。
NBA史上、同一チームの2選手が同時にトリプルダブルを記録したのは8度目。直近では2007年4月8日(同7日)のワシントン・ウィザーズ戦で、ニュージャージー・ネッツのジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)とビンス・カーター(現アトランタ・ホークス)が記録。
延長にもつれ込んだこの試合で、キッドは10得点16リバウンド18アシストに4スティール、カーターがゲームハイの46得点に16リバウンド10アシスト、さらに3ブロックをお見舞いし、勝利している。
キッドは通算トリプルダブル数で歴代4位の107回を記録するオールラウンドなポイントガード。カーターは当時ネッツのトップスコアラーとして活躍しており、シーズンハイに並ぶ得点を挙げた試合でトリプルダブルに到達した。
ちなみに、レイカーズの選手で見ていくと、1982年1月23日(同22日)のデトロイト・ピストンズ戦で、アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)とカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が達成。
マジックは26得点16リバウンド12アシスト、ジャバーが19得点10リバウンド10ブロックを奪取。マジックは206センチの超大型ポイントガードとして、NBA史上2位となる138回のトリプルダブルを残してきた。
当時マジックとジャバーはデュオ結成から3シーズン目。両者が率いたレイカーズは、この年のNBAファイナルでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを4勝2敗で下して優勝している。