攻防両面で大活躍した司令塔の働きもあり、連敗を4で止めたウィザーズ
12月17日(現地時間16日)に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦。4連敗を喫していたワシントン・ウィザーズは前半だけで20点のリードを奪うなどレイカーズを圧倒し、128-110で快勝した。
この試合、ウィザーズではブラッドリー・ビールが25得点、ジェフ・グリーンとサム・デッカーがそれぞれ20得点を記録する活躍を見せた。そして勝利の殊勲者となったのは司令塔ジョン・ウォール。
ウォールはフィールドゴール27投中16本(うち3ポイントは8投中4本)、フリースロー6投中4本を沈めてシーズンハイの40得点を挙げただけでなく、6リバウンド14アシスト3スティール2ブロックをマークし、連敗を4でストップした。
試合後、ウォールは地元メディア『The Washington Post』へ「アグレッシブになって、バスケットへアタックしようとしたんだ。ブルックリンでプレーした時の俺には失望していた。アグレッシブとは言えなかったからね。俺がアグレッシブにプレーできていると、チームメートたちはオフェンスで簡単に得点できるのさ」と明かし、自身のアグレッシブさが最大の勝因と口にした。
また、今季最多となる16本のショットを決めたことについては、「絶好調だった。ゾーンに入ってたのさ」と語っている。
試合中、ウォールはレイカーズのポイントガードを務めるロンゾ・ボールと激しいマッチアップを展開。ファウルコールされてもおかしくないほど豪快なブロックをお見舞いするなど、競争心も見せつけた。この日ウィザーズが快勝したもう1つの要因は、ディフェンス面にあったと言っていい。
「レブロン(・ジェームズ)を中に入れさせないようにトライした。彼は普段なら決めているショットをいくつかミスしていた。ドライブでリングに向かった時にファウルコールされない時もあったね。ボックス&1やトライアングル&2なんて、高校時代以来、初めて聞いたくらいさ」とこの日のディフェンスについて『AP』へ明かしたウォール。ウィザーズはチーム一丸となってレブロンをスローダウンさせるべく、ディフェンス面でも奮闘したのである。
ウィザーズはこの試合を終えて12勝18敗。イースタン・カンファレンス11位ではあるものの、プレーオフ圏内の8位まで2.5ゲーム差まで近づいてきた。フェニックス・サンズとのトレードでベテランのトレバー・アリーザが加わることで、今後の巻き返しにも十分期待できそうだ。