家族が見守る中で超絶パフォーマンスを披露したトンプソン
1月22日(現地時間21日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズがアウェーのステープルズ・センターに乗り込み、ロサンゼルス・レイカーズと対戦した。
ウォリアーズは昨年12月26日(同25日)のクリスマスゲームで、レイカーズに101-127で敗れていたものの、この日はステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーンにデマーカス・カズンズという“オールスター5人衆”がそろい、万全の態勢でリベンジへ。
対するレイカーズはクリスマスゲームで左股関節を痛めたレブロン・ジェームズ、右手薬指を負傷したラジョン・ロンドに加え、ロンゾ・ボールも左足首のねんざにより欠場と、プレーメイカーを3人も欠くラインナップで臨むことに。
ゲームはウォリアーズ優勢のまま進み、第3クォーターにトンプソンが1人で23得点を奪うなどウォリアーズが45-25と圧倒。同クォーター終了時にはリードを30点へと拡大し、最終スコア130-111でウォリアーズが圧勝してリベンジを果たした。
戦力ダウンのレイカーズは、イビツァ・ズバッツが18得点、ブランドン・イングラムが17得点5リバウンド、カイル・クーズマが16得点、マイケル・ビーズリーが15得点と気を吐いたものの、トンプソン1人にゲームを支配されたと言ってもいい結果となった。
トンプソンは最初に放った10本の3ポイントをすべて決め切るなどゲームハイの44得点の大爆発。わずか約27分のプレータイムながら、フィールドゴール20投中17本、そのうち3ポイントを11投中10本も成功させるモンスターパフォーマンスを披露。
これにはトンプソン自身も驚きだったようだ。「ゲームの中で、これまで10本連続で3ポイントを決めたことはなかった。これをやり遂げるのはタフなことだから」と『AP』へ明かしたトンプソン。すると「今夜それが起きたんだね。家族が見てくれている試合でできてすごくうれしいよ」と続けた。
さらにウォリアーズはデュラントが20得点6リバウンド4アシスト3ブロック、カリーが11得点5リバウンド12アシストを記録。なお、今季2戦目となったカズンズは8得点9リバウンド5アシストを残している。
『Elias Sports』によると、直近で最初の10本の3ポイントを連続して決めたのはタイ・ローソン(現未所属)。デンバー・ナゲッツ在籍時の2011年4月10日(同9日)、ローソンはミネソタ・ティンバーウルブズ戦でこの日のトンプソンと同様に11投中10本の3ポイントを成功。第3クォーターだけで24得点を決めるなどゲームハイの37得点を挙げていた。
2連敗となったレイカーズにとって朗報なのは、ロンドの復帰が近づいていることだろう。22日(同21日)、現地メディア『Clutch Points』はルーク・ウォルトンHCが「ロンドは木曜日にはプレーできると思う」とコメントしていたことを報じている。どうやら25日(同24日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦からロンドが復帰すると指揮官は見ているという。
また、レブロンの復帰時期について聞かれたウォルトンHCは「現時点ではロンドが木曜日にプレーすることの方がより深い自信を持っている」と交わしていた。レブロンはウルブズ戦で復帰できないかもしれないが、両者の復帰時期が間近に迫っていることは確かなようだ。