ポール、ゴードン、ファリードが20得点以上を挙げる活躍で逃げ切りに成功
2月24日(現地時間23日)、ヒューストン・ロケッツは王者ゴールデンステイト・ウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナに乗り込んで一戦を交えた。
この日のロケッツは、リーグトップの平均36.5得点を記録中のジェームズ・ハーデンが首の痛みにより欠場する中、クリス・ポール中心の布陣で第1クォーターから35-20と突っ走り、最終スコア118-112で逃げ切りに成功。
今季ウォリアーズと1試合(現地時間3月13日)を残した時点で、ロケッツは3戦無敗。昨年のプレーオフ、カンファレンス・ファイナルで3勝2敗から2連敗を喫したリベンジに向けて、ロケッツは順調な戦いぶりを見せていると言っていいだろう。
もっとも、レギュラーシーズンでは1か月、2か月間あく中で試合をするケースもあるのだが、プレーオフになると約2週間のあいだに4勝しなければならない。この試合で23得点5リバウンドにゲームハイの17アシストを挙げたクリス・ポールも「今夜の勝利は最高だ」と『AP』へ語るも、「プレーオフでは7試合の中で4勝しなければならない。だから、2日もしないうちに、この勝利についても忘れてしまうだろうね」とコメント。
ロケッツではポールのほか、エリック・ゴードンが25得点4アシスト、ケネス・ファリードが20得点10リバウンド、PJ・タッカーが18得点10リバウンド4スティール2ブロック、クリント・カペラが15リバウンドをマーク。
「彼は首の痛みだけならプレーしていただろうね。でも軽いインフルエンザのような症状もあったから」と語ったマイク・ダントーニHC。ハーデン不在の中、ロケッツはポールを中心にまとまりを見せ、王者相手に大きな1勝を挙げたことは今後に向けて良い材料となったに違いない。
一方、敗れたウォリアーズのスティーブ・カーHCは「正しいスタートを切った彼らは、このチームの選手たちよりもハードかつスマートにプレーしていた」と振り返るも、ケビン・デュラントが「彼(ハーデン)はプレーオフになれば再び戻ってくる。今ここで気にかけるのはそれくらいだよな?」と口にしたように、ウォリアーズの選手たちはハーデン抜きとなったことで、どこか拍子抜けしてしまったのかもしれない。
ウォリアーズではデュラントがゲームハイの29得点、ステフィン・カリーが25得点9リバウンド7アシスト、クレイ・トンプソンが20得点4リバウンド6アシスト、デマーカス・カズンズが13得点14リバウンド3スティール4ブロックを挙げている。