2019.03.11
ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーはキャリア10年目の今季、平均28.6得点5.1リバウンド5.2アシスト1.2スティールを記録し、好調を維持している。
カリーは自身2度目のMVPを獲得した2015-16シーズン、キャリアハイとなる平均30.1得点に加え、5.4リバウンド6.7アシスト2.1スティールを残し、NBA史上最多となる402本の3ポイントを決めた。
今季は3年前のシーズンに次ぐ平均得点をマークしており、3ポイント成功数(平均5.1本)も当時と同等の数字を残している。16年はNBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに1勝3敗から3連敗を喫してしまい、2連覇こそ達成できなかったものの、シーズン最多となる73勝(9敗)を残し、歴史に名を刻んだ。
現地時間2月21日に『Yahoo! Sports』へ掲載された記事の中で、カリーが当時と今を比較していたので紹介したい。
カリーは「3年前の自分よりも、今の方が確実に良くなっていると僕は感じている」と切り出すと、「僕はウォリアーズというチームの躍進の妨げになることなく、成功を手にしていることができているからね。それに自分のゲームをさらに広げることができているから、もっとうまくなっていると思ってるよ。(2度の優勝を勝ち取った)経験だけでなく、より成熟することができたし、新たな方法でチャレンジしていることが僕の成長を手助けしているんだ」と明かした。
NBA史上4チーム目となる3連覇を目指すウォリアーズは、オールスターブレイクを終えると22日(同21日)にサクラメント・キングス戦が待ち受けている。
41勝16敗でウエスタン・カンファレンストップにいるウォリアーズ。直近で3連覇を成し遂げたチームは2000年から02年にかけて達成したロサンゼルス・レイカーズで、今から17年前までさかのぼる。今季デマーカス・カズンズというリーグ最高級のビッグマンを加えたとはいえ、史上有数の豪華戦力を誇るウォリアーズの3連覇が約束されたわけではない。
もっとも、カリーは厳しい道のりになることを覚悟しつつも、決して悲観しているわけではなさそうだ。カリーは言う。
「どれだけ3連覇することが難しいか、僕にはわからないね。ただ、僕らはしょっちゅう、試合に勝つことやチャンピオンシップを勝ち取ることの難しさについては話し合っている。チームの皆はシンプルに、どれだけバスケットへボールを沈めることができるかだと思ってる。それに、これまで数多くのチームや連覇を目指したチームが(選手たちの)エゴや性格の不一致、(チームの中で)解決できなかった要素が原因で脱線するケースを見てきた。それはすごく残念なこと。だからこそ、僕らはそういった状況に陥ることはないと思うよ」。
3連覇に向けて自信をのぞかせたカリー。今後はレギュラーシーズン終盤戦を戦う中でコンディションを入念に整え、万全の態勢でプレーオフを迎えたいところだ。
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