通算32度目のトリプルダブルに到達したロンドがジャクソンに次ぐレアクラブへ
ウエスタン・カンファレンスのプレーオフ出場争いの渦中にいるロサンゼルス・レイカーズは、3月5日(現地時間4日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦に105-113で敗れて3連敗。
30勝34敗でウエスト10位のレイカーズは、プレーオフ出場圏内にいる8位のサンアントニオ・スパーズ(36勝29敗)と5.5ゲームも開いてしまった。
この試合でゲームハイの27得点に8リバウンド6アシストを残したレブロン・ジェームズは「最後までプレーし続けること、そして何が起きているか見ていくこと。これは俺が最近ずっと言ってきたこと。皆がポストシーズン(プレーオフ)について話しているが、俺たちはまず、すべての試合について注意しなければならないんだ。どのようにして俺たちが向上できるか、そしてチームとして向上できるかが重要なんだ」と『AP』へコメント。
現在、レイカーズはロンゾ・ボールが左足首の負傷で欠場を続けており、ブランドン・イングラムは右肩を痛めてクリッパーズ戦を欠場、カイル・クーズマはクリッパーズ戦で足首を痛めてしまった。レイカーズが設定したプレーオフ出場という今季のゴール達成は、厳しくなったと言わざるをえない。
そんな中、クリッパーズ戦でベテラン司令塔のラジョン・ロンドがトリプルダブル(24得点10リバウンド12アシスト)の奮闘を見せた。フィールドゴール18投中10本(うち3ポイントは10投中4本)成功と、シュートタッチも好調だった。
今季初のトリプルダブルを達成したロンドは、ジョン・ハブリチェック(元ボストン・セルティックス/31回)を抜いて通算32回に到達し、歴代単独11位に浮上。
さらに、ロンドはこれまでのキャリアで在籍してきたセルティックス、サクラメント・キングス、シカゴ・ブルズ、ニューオーリンズ・ペリカンズでもトリプルダブルをマーク。これにより、ロンドは5つの異なるチームでトリプルダブルを達成した史上2人目の選手に。
過去にこの記録を達成したのは、1980年代後半から2000年代前半にかけて活躍したポイントガード、マーク・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか)。通算1万334アシストで歴代4位に君臨するジャクソンは、キャリア通算9度のトリプルダブルをクリッパーズ、デンバー・ナゲッツ、ペイサーズ、トロント・ラプターズ、ニューヨーク・ニックスという5チームで記録してきた。
オールラウンドな能力を持つポイントガード、ロンドは百戦錬磨の大ベテラン。レブロンらと共に、レイカーズのプレーオフ進出へ向けて、今後も活躍を続けてくれることだろう。