約1か月ぶりのゲームで両チーム最多の33得点12リバウンドをたたき出す
イースタン・カンファレンス4位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、オールスターブレイク後の8試合で4勝4敗と苦しんでいた。
それもそのはず、シクサーズはその8試合でオールスターセンターのジョエル・エンビードを左膝の痛みにより欠いていたからだ。いずれもチームトップとなる平均27.3得点13.5リバウンド1.9ブロックに3.5アシストを記録する万能型ビッグマンの存在は、やはり大きかった。
大黒柱不在の間、シクサーズは2月にロサンゼルス・クリッパーズとのトレードで加入したトバイアス・ハリスやジミー・バトラー、ベン・シモンズ、JJ・レディックを軸に4勝4敗でなんとか勝率5割をキープ。
そして3月11日(現地時間10日)のインディアナ・ペイサーズ戦で、ようやくエンビードが戦列復帰。約1か月ぶりのゲームとなったが、エンビードは早速ゲームハイの33得点12リバウンドをたたき出し、106-89の快勝へと導いた。
ブレット・ブラウンHCが「彼はやはりディファレンス・メイカーだ」と絶賛したエンビードの活躍もあり、シクサーズはイースト3位のペイサーズとの今季直接対決の戦績を3勝1敗と勝ち越しに成功。また、この勝利によって、イースト3位タイの42勝25敗へと浮上している。
「俺はこの試合でプレーすべきだと感じていたんだ。俺たちがいい位置にいるということを確かめるためにね」とエンビードが『AP』へ口を開いた。そして「オールスターゲーム後、俺はどこか快適ではないように感じていたんだ。だからいくつか(復帰に向けて)テストをした。そしてすべてが良い結果だったから良かったよ。今の俺はより強じんになったということが分かったんだ」と続けた。
なお、シクサーズではエンビードのほか、ハリスが16得点8リバウンド4アシスト、シモンズが15得点6アシスト、バトラーが12得点4リバウンド4アシスト、レディックが9得点、マイク・スコットが8得点6リバウンド2スティールを挙げて勝利に貢献。
一方のペイサーズは、ボーヤン・ボグダノビッチが18得点を残すも、そのほかに2ケタ得点を奪ったのはダレン・コリソン(14得点)とダグ・マクダーモット(10得点)のみ。この日はショット全般の調子が悪く、ここ7試合で5敗目を喫した。