クリフォードHCはMCWを主にディフェンダーとして評価
3月16日(現地時間15日)、オーランド・マジックはMCWことマイケル・カーター・ウィリアムズと10日間契約を結んだ。
マジック(32勝38敗)は現在、イースタン・カンファレンス9位。プレーオフ出場圏内にいるイースト8位のマイアミ・ヒート(32勝36敗)を1.0ゲーム差で追いかけている。
2012年を最後にプレーオフから遠ざかっているマジックが、レギュラーシーズン終盤にカーター・ウィリアムズと契約したことは、プレーオフ出場への切り札と言っていいかもしれない。
カーター・ウィリアムズは198センチ86キロの長身ガード。フィラデルフィア・セブンティシクサーズでNBAデビューし、平均16.7得点6.2リバウンド6.3アシスト1.9スティールを挙げて新人王(14年)に輝いたものの、キャリア6年目ながらマジックで6チーム目と、すでにジャーニーマンとなっている。
マジックの指揮官スティーブ・クリフォードHCは昨季、シャーロット・ホーネッツでカーター・ウィリアムズを指導。マジックがなぜこの時期にかつての新人王を獲得したのか。クリフォードHCは現地メディア『The Athletic』へこう明かしている。
「彼はすごくいいディフェンダーなんだ。それにチームディフェンダーとしてもすばらしい。ボールを保持する選手へプレッシャーをかけることができるし、ターンオーバーを誘発することもできる。予測する力にもたけているし、ボールを持っていない選手に対しても巧妙なんだ」。
また、オフェンス面においては「彼はボールプッシュすることができる。オープンコートでバスケットに向かっていくだけでなく、チームメートたちのプレーを創り出すことが可能なんだ」とクリフォードHCは期待を寄せている。
プレーオフ進出に向けて一戦必勝のマジックは、18日(同17日)にアトランタ・ホークスと対戦する。カーター・ウィリアムズはこの試合でプレータイムを得て、チームに貢献することができるのか、注目したいところだ。