今夏のW杯不参加を言及したレブロン、東京オリンピックについては「可能性あり」

今後のアメリカ代表における活動について語ったレブロン[写真]=Getty Images

「オリンピックが大好きなんだ」と東京オリンピックについて前向きな発言

 ロサンゼルス・レイカーズのプレーオフ出場の道が絶たれ、4月に行われるレギュラーシーズン6試合すべてを欠場することがチーム側から発表されたレブロン・ジェームズ

 そのレブロンが、4月2日(現地時間1日)に現地メディア『The Athletic』へ掲載された記事の中で、今夏のプランについて語っていたので紹介したい。

 キャリア2年目の2005年以来、初のプレーオフ出場を逃したレブロンは、久々に長いオフシーズンを迎える。といっても、今夏は自身が主演を務める映画『スペース・ジャム』の続編の撮影がスタートすることもあり、来季に向けたコンディション調整をしつつ、例年どおり多忙な夏を送ることが予想される。

 中でも気になるのは、今年8月末から中国で開催される「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降W杯)に出場するかどうかだろう。

 アメリカ代表で、レブロンが尊敬している指揮官グレッグ・ポポヴィッチHC(サンアントニオ・スパーズ)の下でプレーする機会があるものの、昨年12月下旬に負った左股関節の完治を目指すレブロンは、「ポップ(ポポヴィッチHCの愛称)のことはすべてにおいて大好きさ。それは間違いないね。だが俺にとってこの夏は良くないんだ」と言及。今夏のW杯で、アメリカ代表としてプレーしないことを明かしている。

 レブロンがこれまでのキャリアにおいて、アメリカ代表としてプレーしたのは4度。04年のアテネオリンピック、06年のFIBA世界選手権(現ワールドカップ)、08年の北京オリンピック、12年のロンドンオリンピックに出場し、金メダルと銅メダルをそれぞれ2個獲得してきた。

2012年のロンドンオリンピックを制し、デュラント(左)と喜びを分かち合うレブロン(右)[写真]=Getty Images

 世界選手権では平均24.2分14.1得点4.8リバウンド4.1アシスト1.6スティール。オリンピックでは3大会平均11.4得点4.0リバウンド3.7アシスト1.5スティールを残しており、06年以降はアメリカ代表の中心選手として活躍。

 もっとも、来年の東京オリンピックが行われる頃に35歳を迎えるレブロンは、オリンピック出場について「可能性はある」と語っており、「その時に自分がどう感じているか次第だけどね。俺はオリンピックが大好きなんだ」とポジティブな言葉を口にしていた。

 06年に日本で行われた世界選手権で、アメリカ代表は準決勝でギリシャに敗れ、3位決定戦でアルゼンチンを下して3位に入った。レブロンには再び日本の地でプレーしてもらい、自身3個目の金メダル獲得を狙ってほしいものである。

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