2019.04.01

レブロン・ジェームズが一足早く今季を終了、出場試合でレイカーズは28勝27敗を記録

プレーオフ出場もかなわず、キャリア16シーズン目を終えたレブロン[写真]=Getty Images
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平均得点でリーグ5位タイ、平均アシストはリーグ3位の好成績でけん引

 3月31日(現地時間30日)、ロサンゼルス・レイカーズは4月に行われる6試合でレブロン・ジェームズは出場せず、今シーズンを終えることになると発表した。

 レイカーズのバスケットボール運営部門代表を務めるアービン“マジック”ジョンソンとロブ・ペリンカGMは、声明文の中で「我々のチームドクターとメディカルスタッフと話し合った結果、レギュラーシーズンの残り試合を欠場させることを決断しました。これにより、レブロンは股関節の負傷を完治させることができ、彼とレイカーズの将来の成功において、ベストとなるでしょう」と語っている。

 レイカーズでキャリア16シーズン目をプレーしたレブロンは、55試合に出場して平均35.2分27.4得点8.5リバウンド8.3アシスト1.3スティールでフィニッシュ。平均得点はリーグ5位タイ、アシストはリーグ3位の好成績を残したものの、キャリア3年目の2005-06シーズンから13年連続で出場してきたプレーオフ進出ならず。NBAファイナル連続出場の記録も、8年で途切れた。

 昨年12月26日(同25日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのクリスマスゲームに勝利後、レイカーズは20勝14敗でウエスタン・カンファレンス4位という好位置にいたものの、その試合でレブロンが左股関節を負傷し、そこから17試合連続で戦線離脱。

 レブロンが出場した試合では28勝27敗を記録したものの、31日(同30日)終了時点でレイカーズはウエスト11位の34勝42敗)。だがレブロンは自らの身体を儀性にしてプレーしていたという。

レブロンはウォリアーズとのクリスマスゲームで股関節を負傷してしまった[写真]=Getty Images

チームを手助けすべく、無理をしてコートに帰ってきたレブロン

 『ESPN』は、レブロンと近しい関係にある情報筋によると、2月1日(同1月31日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で復帰したレブロンが負傷した股関節の痛みを覆い隠していると語り、まだ完治していないと報じている。

 股関節を負傷した際、レブロンは「何かはじける音が聞こえた」とレイカーズのメディカルスタッフへ明かしており、一部では全治6か月の大ケガだったという情報もある。レブロンはレイカーズ、そしてファンを落胆させぬように、チームをプレーオフへと導くべく6週間で切り上げて戦列復帰という決断に至ったのだろう。

復帰初戦となったクリッパーズ戦。レブロンは早速40分以上のプレータイムで勝利に貢献したが、ベストコンディションではなかった[写真]=Getty Images

 また、クリッパーズ戦に復帰後、レブロン自身もここまでバスケットボールコートから離れていたのは初めてだったと『ESPN』へ明かしている。

「俺はこれまで、こんなに長い期間、ケガをしていたことはなかった。高校3年の時に手首を痛めて2週間ベンチに座っていたのが最長だった。俺は洋服が大好きで、スーツも大好きだけど、毎日スーツを着てここに来たりはしない。俺はジャージーを身にまとい、ショーツを身に付けてここへ来たんだ。それこそが俺がやるべきこと、自分のチームが苦しんでいる時にチームをベストな方向へと導くということがね。俺は自分がどれほどチームを手助けできるかを分かってる。だがスーツを着たままでは何もできないんだ」とレブロン。

 チームをプレーオフへと導くべく、レブロンは復帰することを決断したのだが、結果としては残念ながらプレーオフへと導くことはできなかった。

 だが、レブロンの契約は4年間。来季以降の3年間に向けて、今はただ万全なコンディションを取り戻してほしいところだ。

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