2019.04.25
3月23日(現地時間22日)、ロサンゼルス・レイカーズはホームのステープルズ・センターで、ブルックリン・ネッツとの試合に臨んだ。
プレーオフ進出に向けて最後の望みを懸けてネッツ戦を迎えたレイカーズは、ジャベール・マギーがいずれもキャリアハイとなる33得点20リバウンドに6ブロック、レブロン・ジェームズが25得点9リバウンド14アシスト、カイル・クーズマが18得点5リバウンドを奪うも、点の取り合いの末に最終スコア106-111で勝利ならず。
ネッツでは8投中6本の3ポイントを決めたジョー・ハリスが26得点、ディアンジェロ・ラッセルが21得点13アシスト3スティール、デマーレイ・キャロルが15得点6リバウンド、ジャレット・アレンが13得点11リバウンドをマーク。
また、ベンチからはスペンサー・ディンウィディーが19得点、エド・デイビスが14得点15リバウンドを奪い、イースタン・カンファレンス7位(38勝36敗)の座を堅持。
今季オールスター初選出を飾ったラッセルは、一昨季までの2シーズン、レイカーズで主力を務めていた。しかし、17年6月にネッツへトレード。レイカーズのバスケットボール運営部門代表を務めるアービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)は、メディアの前でラッセルのリーダーシップ不足を指摘。当時のラッセルにとって、屈辱的な形でレイカーズを追われる形となった。
ネッツのエースとして、ラッセルは第4クォーターで7得点3アシストを挙げて勝利を演出。ラッセルはレイカーズファンの目の前で、レイカーズのプレーオフ出場への望みを絶ち切った。
もっとも、ラッセルは古巣レイカーズへ対して個人的な感情は持っておらず、この試合でプレーオフ出場が不可能となったことにもあまり関心を持っていないという。「(僕が古巣へしっぺ返ししたことは)記録上ではいいことかもしれないね。でも結局のところ、僕らは彼らのためにプレーしているわけじゃない。プレーオフのシード順争いで、彼らと競い合ってはいないんだ。だから勝利しただけで十分さ」とラッセル。
ネッツは現時点で、2015年以来初となるプレーオフ進出が決まったわけではない。それでも、ラッセルはこのチームにプライドを持っている。「ここが間違いなく僕のキャリアのスタート地点。このチームは僕にチャンスを与えてくれたんだ。キャリアの中で評価を落としてしまった選手が新たな場所でスタートできるのはそう多くはない。僕は今、チャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか)やスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)たちと同じグループに入って、彼らのようなキャリアを送ることができるようにトライしているんだ」と自信を見せた。
一方のレイカーズは、フランチャイズ史上ワースト記録となる6年連続でプレーオフ進出を逃すことに。特にレブロンは昨季まで8年連続のNBAファイナル進出、13シーズン連続のプレーオフ出場を続けていたこともあり、悔しい結果に。
「今シーズンは、俺たち全員にとってタフなものとなった。シーズンをとおして、俺たちには数多くのことが起こったんだ。出場停止処分やケガなどによって、(試合の最後まで)持ちこたえられるようなバスケットボールを48分間つうじてすることができなかった。今はただプレーを続けて、この状態からチームとして成長できるようにトライしていく」とレブロンが胸の内を明かした。
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