2019.06.18
4月24日(現地時間23日)に行われたフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのファーストラウンド第5戦。ブルックリン・ネッツは100-122でシクサーズに敗れてしまい、1勝4敗で今季を終えた。
シリーズ初戦。ネッツはオールスターガードのディアンジェロ・ラッセル、スペンサー・ディンウィディー、キャリス・ルバートというスコアリングに秀でたボールハンドラー3選手の活躍で勝利を収めたものの、ジョエル・エンビードやベン・シモンズに爆発を許してしまい、第2戦から4連敗。
キャリア4年目で初のプレーオフに臨んだラッセルは、シリーズ平均19.4得点3.6リバウンド3.6アシスト1.4スティール。20得点以上を記録する試合が複数あった半面、第5戦ではフィールドゴール16投中3本しか決めることができず、わずか8得点と不発に終わった。
今季終了後、制限付きフリーエージェント(FA)となるラッセルは4月25日(現地時間24日)、『ESPN』のインタビューで、自身の現状を語った。
「もちろん、僕はここにいたい。でもこれはビジネスだということも理解している。この先、どんなことが起こるかは分からないから、今のような役割でプレーできないかもしれない。でも僕は、ここに残って誰かにネッツで一緒にプレーしようと言いたい。その可能性は十分あると思ってる。だから僕は、このチームに残りたい」。
来季、ネッツの選手で契約下にいるのはディンウィディーやジョー・ハリス、ジャレット・アレン、ルバートなどロースターの半分以下。ラッセルとロンデイ・ホリス・ジェファーソンが制限付きFA、デマーレイ・キャロルやジャレッド・ダッドリー、エド・デイビスが制限なしFAとなる。
キャップスペースにも余裕があるため、ラッセルとフロント陣が望む契約内容に大きな開きがない限り、ラッセルは再契約を結ぶことが濃厚というのがもっぱらのウワサだ。
ラッセル自身もネッツで成長を遂げたことで、自信を増していることは明らかだ。「ほかのチームやGM、コーチたちがどう思ってるのかは分からない。でも自分の現在地は分かってるつもりだ」と口にしている。
シクサーズとのシリーズでチームトップの平均21.0得点を挙げたルバートは「僕らはここ数年、一緒にプレーしてきたことで間違いなくすばらしいケミストリーを構築してきた。ここからは未来に向けて成長していくだけだと感じてるよ。彼ら(チームのフロント)が決断したことであれば、僕はサポートしていくつもりだけど、僕はディアンジェロとプレーするのが大好きなんだ」というコメントを残しており、相棒ラッセルとのプレーを望んでいる。
23歳のラッセルは、今夏のFA市場でも注目を集めることだろう。だが現時点ではネッツと相思相愛のため、高額契約を結んで残留することになりそうだ。
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