2019.09.29
5月18日(現地時間17日)、NBAは2018-19シーズンの主要アワード6つの最終候補を発表した。
ここでは、Part.2として年間最優秀新人賞、年間最優秀躍進選手賞、年間最優秀ディフェンシブプレーヤー賞における最終候補を紹介していこう。
※所属は現地5月17日現在、チーム名は略称、G=ガード、F=フォワード、C=センター
■年間最優秀新人賞(Rookie of the Year)
ディアンドレ・エイトン(サンズ/C)
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/G)
トレイ・ヤング(ホークス/G)
シーズン中盤までは、スロベニア出身のドンチッチが新人王争いを独走していたものの、後半戦に差し掛かるとヤングが猛追。シーズン全体ではドンチッチがルーキートップの平均21.2得点を挙げてマブスのエース役を務めたものの、オールスター後はヤングがルーキートップの平均24.3得点9.4アシストと大暴れ。
昨年のドラフト1位指名のエイトンは、平均16.3得点にルーキートップの10.3リバウンドと平均ダブルダブルをマーク。新人ビッグマンとしては上々の成績を残したものの、今季の新人王争いはドンチッチとヤングに票が集中しそう。
■年間最優秀躍進選手賞(Most Improved Player)
ディアロン・フォックス(キングス/G)
ディアンジェロ・ラッセル(ネッツ/G)
パスカル・シアカム(ラプターズ/F)
キングスを過去13シーズンで最高となる39勝43敗へと導いたフォックスは、リーグ有数のスピードを誇るヤングスター。昨季のMIPビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)の代替として今季初のオールスター入りを果たしたラッセルは、ネッツがプレーオフ出場を果たした殊勲者。シアカムは今季カワイ・レナードに次ぐラプターズ第2の得点源へと飛躍した成長株。
最終候補3選手の中で、オールスターとなったのはラッセルのみだが、プレーオフ敗退後にマリファナ所持により裁判所から出頭命令を受けた。ネガティブなイメージを与えたことが気がかりではあるものの、レギュラーシーズンにおける投票のため、受賞する可能性はある。フォックスも今季インパクトを与えたものの、プレーオフに入って平均20得点を突破する活躍を見せるシアカムが最も有利だと見る。
■年間最優秀ディフェンシブプレーヤー賞(Defensive Player of the Year)
ヤニス・アデトクンボ(バックス/F)
ポール・ジョージ(サンダー/F-G)
ルディ・ゴベア(ジャズ/C)
211センチの万能戦士アデトクンボ、今季初のスティール王に輝いたジョージは複数のポジションをガードできるオールラウンドなディフェンダー。昨季の受賞者ゴベアは216センチの高さと長さを駆使し、ジャズのディフェンスでアンカーを務める実力者。
今季はオフェンス面でも成長を遂げたゴベアだが、ディフェンスにおける存在感はやはり別格。出場時間帯におけるディフェンス時の得失点差で、ゴベアは3シーズン連続でリーグトップの数値を残していることから、同賞の最有力候補と見る。
ただし、コート上を動き回り、チームディフェンダーとしても見事なパフォーマンスを見せるアデトクンボとジョージにも受賞する可能性はあると言っていいだろう。
アワードの最終候補は、世界のスポーツライターならびに放送局の投票結果によって選出。最終的な各アワード受賞者は、6月25日(同24日)にバーカー・ハンガー(カリフォルニア州ロサンゼルス)で行われる「NBAアワーズ2019」で発表されることとなる。
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