2019.04.05
オクラホマ大学でプレーした昨季、得点(平均27.4得点)とアシスト(平均8.7本)で2冠を達成したトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)は、NBA入り後も順調に成績を伸ばしている。
開幕からここまで全72試合に先発ポイントガードとして出場し、平均30.8分18.5得点3.6リバウンド7.8アシストをマーク。得点はジョン・コリンズ(平均19.7得点)に次ぐチーム2位、アシストはチームトップであり、ルーキー全体で見てもトップという好成績。
ヤングといえばクイックモーションから放たれるシュートレンジの広いアウトサイドシュートのイメージが強いものの、20歳ながらフローターも特筆すべきものを持っている。
今回は、3月20日(現地時間19日)に現地メディア『HoopsHype』へ掲載されたヤングのフローターについて紹介していきたい。
※データは現地時間3月18日終了時点
『Synergy Sports』によると、今季ヤングはフローターから186得点を奪っているのだが、ルーキーながらリーグ2位という高水準だという。ヤングの上を行くのは、227得点を挙げているマイク・コンリー(メンフィス・グリズリーズ)のみ。
その内訳を見ていくと、ピック&ロールを展開している際のボールハンドラーとして121得点、さらにはスポットアップの状態から30得点を記録。これはいずれもリーグ2位にランクインしている。ヤングはフローターについて、同メディアへこう口にしていた。
「僕の持つスキルセットの中で、最も重要なものなんだ。僕をガードしているディフェンダーに対して、彼らのバランスを崩すことができるからね。僕がフローターを放つか、ロブパスを出すか、もしくはレイアップへと持ち込もうとするか、彼らにわからないようにしているんだ」。
父レイと共に、ヤングは学校の練習が終わるとフローターの練習に取り組んでいたという。「私は常にホウキを持ってレーンの中央に立っていたんだ。だいたい8フィート(約2.4メートル)くらいの高さだったと思う。そこでトレイがフルスピードからリムへドライブして、バランスを保ってフローターを決めることができるように練習していたんだ」とレイが明かす。
フローターというスキルを身に付けるべく、ヤングが参考にしていたNBA選手は主に3選手いたようだ。
「僕はスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)が大好きだったんだ。ほかではクリス・ポール(ヒューストン・ロケッツ)とトニー・パーカー(シャーロット・ホーネッツ)だね。彼らはフローターが本当に上手で、すばらしいシュートタッチで放っていたんだ。彼らは僕がフローターを身に付けるうえで、参考にしていた数少ない選手だった」。
NBA入りしたヤングとマッチアップしたポールは、2月下旬に「彼は見ていて楽しいと思える選手。すごくスキルが備わっているからね。特にボールハンドリング。左手でもストップ&ゴーを繰り出すことができるんだ」と『The Athletic』へ語っており、高評価している。
ポールも絶賛するボールハンドリングから繰り出すフローターは、3ポイントやパスと共にヤング自慢の武器と言っていい。「僕はいつだって、ディフェンダーのバランスを崩すべくフローターを使うことができる。これは最高の武器だと思う」とヤング自身もお気に入りのようだ。
今季の新人王争いの行方はルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)とヤングによる一騎打ちの様相となっている。ドンチッチ優勢なのは否定できないものの、オールスター明けの成績だけで見ていくと、ヤングは平均24.3得点9.0アシストでドンチッチ(平均22.6得点6.9アシスト)を上回るパフォーマンスを見せているため、ダブル受賞の可能性もあるのではないだろうか。
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