「僕らはまだベストなバスケットボールができていない」と明かしたリラード
デンバー・ナゲッツとポートランド・トレイルブレイザーズによるウエスタン・カンファレンス・セミファイナルは、5月8日(現地時間7日)に行われた第5戦にナゲッツが124-98で圧勝し、カンファレンス・ファイナル進出へ王手をかけた。
両チームによるシリーズは、これまでの4戦でいずれも8点差以内で決着がついていたものの、第5戦では26点もの大差が開いてしまった。この試合で7得点8リバウンド3アシストに終わったセンターのエネス・カンターは「ここ6週間で最悪のバスケットボールだった」と振り返っている。
ブレイザーズはこの試合で、フィールドゴール成功率36.7パーセント、3ポイント成功率27.0パーセントに終わり、リバウンド数やペイントエリアにおける得点でナゲッツに圧倒されてしまい、一度もリードすることなく完敗。
チームトップの22得点を挙げたエースのデイミアン・リラードも「僕らはこのシリーズで、自分たちにとってベストなバスケットボールができていないと感じている。でも土俵際まで追い込まれてしまったからには、もうやるしかないんだ」と切り替えようとしている。
リラードだけでなく、チームメートたちも決してシリーズをあきらめてはいない。先発を務めるモーリス・ハークレスは「僕らが彼らを倒すことはできない、という意見が多いけど、僕はそうは思っていない。このチームはいろんなことができると分かってる。これまでにもタフな状況で戦ってきたんだ」と口にしており、2勝3敗からの2連勝を狙っている。
10日(同9日)にホームのモーダ・センターで行われる第6戦に向けて、リラードは「僕らは次の試合へと意識を変えていかないといけない。1点差でも25点差でも、これはあくまで1敗なんだ。ホームに戻って勝利し、第7戦まで持ち込んでみせる」と語り、気を引き締めた。