ピック&ロールやアイソレーションで得点を量産できるKDが突破口となるか?
5月9日(現地時間8日)に行われたヒューストン・ロケッツとのウエスタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦で、右ふくらはぎの肉離れを起こし、約1か月間を戦線離脱していたKDことケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が、待望の復帰となる。
現地メディア『ESPN』や『NBC Sports Bay Area』が、6月11日(同10日)に行われる「NBAファイナル2019」の第5戦で、デュラントがプレーすることになると報じている。
昨年、そして一昨年のファイナルでいずれも平均30得点近くをたたき出し、ファイナルMVPに輝いたデュラントは、今年のプレーオフでキャリアハイとなる平均34.2得点に加えて5.2リバウンド4.9アシスト1.2スティール1.0ブロックをマーク。フィールドゴール成功率51.3パーセント、3ポイント成功率41.6パーセント、フリースロー成功率90.1パーセントと、ショット全般で高精度を誇っていた。
約1か月ぶりに出場するデュラントが、初戦から大暴れできるかどうかは不透明ながら、トロント・ラプターズ相手に1勝3敗と追い込まれているウォリアーズにとって、ピック&ロールをリードできるだけでなく、アイソレーションから得点を量産可能なデュラントの存在は頼もしいかぎり。
ウォリアーズはラプターズからシリーズ2勝目をもぎ取り、決着を長引かせることができるのか。ラプターズのホーム、スコシアバンク・アリーナで行われるこの第5戦は、シリーズ最大の注目ゲームになりそうだ。