今夏FAになることが確実視されているカイリー・アービングが代理人を変更へ

今季のカイリーは平均23.8得点に加え、いずれもキャリアハイとなる5.0リバウンド6.9アシストを残した[写真]=Getty Images

ルバートやウィンズロウの代理人を務める「Roc Nation Sports」と契約か?

 オールスター選出6度を誇るリーグ屈指のスコアリングガード、カイリー・アービング(ボストン・セルティックス)は、今夏プレーヤーオプション(PO)を破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になることが確実視されている。

 リーグの情報筋が『ESPN』へ語ったところによると、カイリーが新たに契約する可能性が最も高いのはブルックリン・ネッツで、ニューヨーク・ニックスも依然として有力候補の1つに挙がっているという。

 ネッツとニックスは、今夏POを破棄して制限なしFAになることができる権利を持つケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の獲得にも強い関心を示しているものの、アキレス腱を断裂してしまったため、デュラントは今夏POを行使して来季終了後に制限なしFAになると予想されている。

ネッツとニックスは、カイリー(左)とデュラント(右)獲得に強い関心を示しているという[写真]=Getty Images

 それでも、この2球団は今夏にカイリーと契約し、来夏にデュラントと契約を結ぶことに強い関心を持っていると同メディアが報じた。

 そんな中、7月1日(同6月30日)から幕を開けるFA戦線を前に、カイリーがエージェント(代理人)を変更したという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、カイリーは11年のドラフトで全体1位指名をされた時から代理人を務めていたジェフ・ウェクスラーとの関係を終え、元ネッツのパートオーナーでラッパーのJay-Zが創設した「Roc Nation Sports」と契約を結ぶ見込みだという。

 この「Roc Nation Sports」では、キャリス・ルバート(ネッツ)やダニー・グリーン(トロント・ラプターズ)、ジャスティス・ウィンズロウ(マイアミ・ヒート)ら複数のNBA選手をクライアントに持っている。

 カイリーが「Roc Nation Sports」と契約を結んだ場合、FA戦線でネッツが一歩リードすることになりそうだ。

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