球宴選出5度を誇る万能型ビッグマン、献身的なプレーも評価が高い好選手
6月19日(現地時間18日)、リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ボストン・セルティックスのビッグマン、アル・ホーフォードが来季のプレーヤーオプションを破棄し、今夏制限なしフリーエージェント(FA)になるという。
ホーフォードは2016年夏にアトランタ・ホークスからセルティックスへ移籍し、4年契約を結んだものの、来季の約3,010万ドル(約32億5,080万円)はプレーヤーオプションとなっていた。
当初、ホーフォードはセルティックスと3~4年の減額の契約を結ぶと複数の現地メディアが報じていたものの、『The Boston Herald』が一石を投じた。同メディアによると、ホーフォードはセルティックス以外のチームで新たな契約締結を模索していると報じている。
セルティックスは昨年まで2年連続でイースタン・カンファレンス・ファイナルへ進出。昨年はNBAファイナル進出まであと1勝に迫ったものの、今年はミルウォーキー・バックスとのイースト準決勝で1勝4敗と、早々にシーズンを終えていた。
今季でキャリア12年目を終えたホーフォード(33歳)は、208センチ111キロのビッグマン。フロリダ大学で2連覇を経験し、ホークスとセルティックスでプレーした12シーズンのうち、実に11度もプレーオフへ出場。これまでオールスターに5度選出されたほか、オールNBAチームとオールディフェンシブチームにもそれぞれ1度選ばれた実績を誇る。
攻防両面に秀でたホーフォードは、直近3シーズンにおいて献身的な働きでセルティックスに不可欠な選手として活躍。今季は68試合に出場し、平均29.0分13.6得点6.7リバウンド4.2アシスト1.3ブロックを記録していた。
ホーフォードは自己犠牲をいとわない模範的な選手として、コーチ陣やフロント、選手たちからも一目置かれる存在だけに、積極的に獲得を望むチームが触手を伸ばしてくることだろう。