日本時間6日から八村、比江島、馬場がサマーリーグの舞台へ
NBAでは7月2日から4日(現地時間1日から3日)にかけてソルトレイクシティとカリフォルニアでサマーリーグが行われ、計8チームが参戦。
6日(同5日)から16日(同15日)にかけて、ネバダ州ラスベガスで「MGM Resorts NBAサマーリーグ」(以降、サマーリーグ)が開催されることとなる。
渡邊雄太が所属するメンフィス・グリズリーズはすでにソルトレイクシティで行われたサマーリーグで3試合を戦っているものの、比江島慎(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、馬場雄大(ダラス・マーベリックス)、そして八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は6日(同5日)以降から順にスケジュールが組まれており、ゲームに出場することが期待されている。
ラスベガスで行われるサマーリーグで先陣を切るのは馬場が所属するマブス(対ブルックリン・ネッツ)と比江島が所属するペリカンズ(対ニューヨーク・ニックス)。ペリカンズには今年のドラフト全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソン、ニックスにはザイオンとデューク大学でチームメートだったRJ・バレット(1巡目3位指名)がおり、両者が初戦から激突することで大きな注目となっているに違いない。
翌7日(同6日)には、渡邊が所属するグリズリーズがインディアナ・ペイサーズと対決。八村擁するウィザーズは、初戦でザイオン率いるペリカンズと戦うこととなるだけに、こちらも目玉の1つと言っていい。
全米注目のザイオンとプレーする比江島「機会を与えてくれたチームに感謝」
ここでは、サマーリーグを控えた比江島のコメントを紹介したい。
サマーリーグに向けた練習について聞かれ、「日本ではないフィジカルだったり、高さといったことを体験できるのはすばらしいことです。レベルの高いところでやれているのは本当にすばらしいです」と答えた比江島。
現場には栃木の稲垣敦AC(アシスタントコーチ)が比江島をサポートしており、この日のインタビューでも通訳を務めていた。
チームに合流後、サマーリーグに向けてチームのシステムを学ぶうえで、修正するところや難しかった点について、比江島は「オフェンスとディフェンスの切り替えを速くしないといけないですし、スペーシングといったところは、やっぱり難しいと思いました。アジャストすることが大変だと思っています」と現状について明かした。
比江島慎ペリカンズのサマーリーグのチーム練習に参加!
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— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) July 4, 2019
また、ザイオンというビッグネームとプレーしていることについては「全米が注目する選手と(プレーする)すばらしい機会を得ることができたことは、自分にとっても本当にすばらしいことだと思います。彼と一緒のチームということで、注目されていると思うんで、そういうところで思いっきりプレーしていきたいと思ってます」と比江島は答えている。
そして最後に、日本でサマーリーグを見ることとなるファンへ、「まずは、このすばらしい機会を与えてくれたペリカンズに感謝しています。(サマーリーグで)楽しんで、思いっきりプレーできたらいいなと思っていますので、ぜひ応援よろしくお願いします」とメッセージを送っていた。
初日からエース級の役割を与えられる可能性は低いものの、比江島が語ったように、与えられた出番の中で楽しみ、思いっきりプレーすることで、コーチ陣やフロント陣へ大きなアピールになることだろう。
八村、渡邊、比江島、馬場がこのサマーリーグで対戦する相手チームの選手たちの中には、今年8月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」で戦う可能性がある選手もいるため、思う存分プレーしてほしいところだ。