先発へ定着した昨季球宴後に平均20.0得点2.1スティールを残した期待の若手
7月11日(現地時間10日)、現地メディア『ESPN』は、今夏制限付きフリーエージェント(FA)となっていたケリー・ウーブレイJr.が、フェニックス・サンズと契約合意に達し、残留が決まったと報じた。
同メディアによると、ウーブレイJr.の契約は2年3,000万ドル(約32億4,000万円)。平均年俸は1,500万ドル(約16億2,000万円)となり、昨季の約321万ドル(約3億4,668万円)から約5倍にまで跳ね上がることに。
キャリア4年目を終えた23歳のウーブレイJr.は、201センチ92キロのスモールフォワード。昨季はワシントン・ウィザーズでスタートし、昨年12月中旬にオースティン・リバース(現ヒューストン・ロケッツ)と共にトレバー・アリーザ(現サクラメント・キングス)とのトレードでサンズヘと移籍。
サンズデビューとなったボストン・セルティックス戦で、ウーブレイJr.は13得点6リバウンド2ブロックの働きで勝利に貢献すると、主力としてローテーション入り。オールスター後は先発スモールフォワードへと昇格し、12試合で平均20.0得点5.7リバウンド2.1スティールの活躍を見せた。
ところが、3月中旬に左手親指の負傷により少し早めにシーズン終了。昨季のウーブレイJr.は、ウィザーズとサンズで計69試合(うち先発は12試合)に出場し、平均28.0分15.2得点4.7リバウンド1.2アシスト1.2スティールをマーク。
今年4月、サンズのジェームズ・ジョーンズGM(ジェネラルマネジャー)はウーブレイJr.について、「前にも言ったとおり、我々はケリーのことが大好きだ。このチームに戻ってきてほしいと思ってるよ」と『ESPN』へコメント。FA交渉解禁から約2週間が経過したものの、無事再契約することに成功している。
サンズは今夏、ドラフト前にミネソタ・ティンバーウルブズとのトレードでダリオ・シャリッチ、ドラフト絡みでボストン・セルティックスからアーロン・ベインズ、FA戦線で司令塔のリッキー・ルビオを獲得。
おそらく今季のサンズは、先発バックコートにルビオとエースのデビン・ブッカー、フロントコートにはディアンドレ・エイトン、シャリッチ、ウーブレイJr.を起用することになるだろう。
今季で5年目となるウーブレイJr.には、攻防両面においてサンズの主力を務めることが期待されている。