今年クラークがMVPを獲得し、グリズリーズはサマーリーグのMVP経験者が4人に

今年のサマーリーグでMVPに輝いたクラーク(右)[写真]=Getty Images

バランチュナス、アンダーソン、ジョーンズとクラークが直近7年間でMVPに

 7月16日(現地時間15日)、「MGM Resorts NBAサマーリーグ」(以降、サマーリーグ)の決勝戦がラスベガスで行われ、メンフィス・グリズリーズが95-92でミネソタ・ティンバーウルブズを下して優勝した。

 MVPにはルーキーのブランドン・クラークが選出。八村塁(ワシントン・ウィザーズ)と同じゴンザガ大学出身のクラークは、この試合で15得点16リバウンド4アシスト3ブロックの大暴れを見せた。

 現地メディア『USA Today』によると、クラークが今年MVPを獲得したことにより、グリズリーズは直近7年間におけるサマーリーグでMVPを獲得した選手を4人も擁することに。

 まずは今夏再契約を結んだヨナス・バランチュナス(2013年)。続いて昨夏サンアントニオ・スパーズから加入したカイル・アンダーソン(15年)、そして今夏ウルブズから移籍したタイアス・ジョーンズ(16年)がサマーリーグでMVPに輝いている。

昨季途中にグリズリーズへ加入したバランチュナスは、平均19.9得点10.7リバウンドの活躍を見せた[写真]=Getty Images

 グリズリーズは昨季途中にマルク・ガソル(現トロント・ラプターズ)、今夏マイク・コンリー(現ユタ・ジャズ)というフランチャイズプレーヤー2人を放出。今季は指揮官にタイラー・ジェンキンズHC(ヘッドコーチ)を招へいし、今年のドラフト全体2位指名のジャ・モラントら若手を中心に、バランチュナスやジェイ・クラウダーといった中堅が支えるロースターで挑むこととなる。2ウェイ契約の2年目を迎える渡邊雄太の活躍にも、大いに期待したい。

 前途多難な道のりが待ち構える中、サマーリーグで優勝し、クラークがMVPを獲得したことは、今季のグリズリーズにとって、良い励みになりそうだ。

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